■「Honda Power Pod e:」
電動バイクともバッテリーを共用
ホンダは、着脱式可搬バッテリー「Honda Mobile Power Pack e:(モバイルパワーパック イー)」を電源として使用する、ポータブル電源「Honda Power Pod e:(パワーポッド イー)」を発売した。Honda Power Pod e:は、販売会社である株式会社ホンダパワープロダクツジャパンを通じて、法人および個人事業主を対象に専用サイトで販売される。
Honda Power Pod e:は、ホンダ独自の正弦波インバーターを搭載した、定格出力1500Wのポータブル電源。家庭用コンセントと同等の十分な出力を確保するほか、電気の質が求められる精密機器にも安心して使用することができる。また、排出ガスや騒音を発生させないため、オフィス・店舗の災害時の非常用電源、夜間工事用の電源など、エンジン発電機の使用が難しい屋内外のさまざまなシーンでの活用を可能とする。
また、予備のモバイルパワーパックをあらかじめ充電しておけば、充電待機時間なしですぐに充電済みバッテリーと交換し、より長時間、継続して使用することができる。さらに、複数のHonda Power Pod e:や、ホンダのインバーター発電機・蓄電機を、別売りのコードで接続して並列運転することで出力を増やし、より幅広い電気機器に対応することも可能。
なお、モバイルパワーパックは、「BENLY e:(ベンリィ イー)」「EM1 e:(イーエムワン イー)」などのホンダの電動バイクをはじめ、他社製品も含めたさまざまな電動機器の動力源として活用されている。モバイルパワーパックは製品間での相互利用が可能なため、他の製品に搭載されているモバイルパワーパックを用いて、Honda Power Pod e:を非常用電源として活用することも可能。
■Honda Power Pod e:(使用例) 熱を発生させる電気機器、モーターを動かす電気機器によっては、起動時に消費電力の1.1倍~5倍の起動電力を必要とする場合があるので通常、ポータブル電源では使いにくいが、Honda Power Pod e:では1300Wの電子レンジも使用可能。
■Honda Power Pod e:(使用例) 正弦波インバーター搭載により、商用電源と同水準の良質な電気を供給。パソコンなどの精密機器の使用も可能。
■Honda Power Pod e:(使用例) 発電機とは異なり、静粛で排気ガスを排出しないため、オフィスエリアでの仕事や屋内での仕事でも気兼ねなく使用できる。
○使用可能時間の目安
Honda Power Pod e:1台+モバイルパワーパックe:1台で、下記機器を単体で充電・使用した場合。データはあくまでも目安であり、実際は使用条件、周辺温度、バッテリー使用回数などにより異なる。
スマートフォン 5W 充電可能回数112回
ノートPC 45W 使用可能時間19時間
卓上LED照明(AC) 4.5W 使用可能時間20時間
液晶テレビ 69W 使用可能時間8.5時間
DC扇風機平均7.5W 使用可能時間16〜21時間
○「Honda Power Pod e:」主要諸元&価格
・モデル名 E1500
・タイプ区分 JN
・寸法 全長385mm×全幅269mm×全高430mm
・質量 13.4kg
・交流出力
最大出力 2kVA(室温30度Cで5分間)
定格出力 1.5kVA
定格電圧 100V
定格電流 15A
定格周波数 50Hz/60Hz
・USB出力
Type-A 定格出力 15W
定格電圧 5V
定格電流 3A(1.5A×2)
・交流入力(充電)
電圧 100V(50Hz/60Hz
電流 6A
・PV入力(ソーラー充電)
電圧 14~26V
電流 5.5A
入力端子 DC5521 PLUG
・モバイルパワーパック e:充電時間 約4時間(充電環境により変化)
・使用温度環境
充電時 0~40度C
放電時 -15~40度C
・メーカー希望小売価格 246,400円
※Honda Mobile Power Pack e:は別売り。Honda Mobile Power Pack e:充電用のAC充電ケーブルが付属。
※参考:
Honda Mobile Power Pack e: 108,900円Honda Power Pack Charger e:(モバイルパワーパック専用充電器) 55,000円
レポート●モーサイ編集部 写真●ホンダ
○ホンダ
https://global.honda/jp/
○「Honda Power Pod e:」専用サイト
https://www.honda.co.jp/battery/e1500/?from=newslink_image