真夏にバイクに乗るのはつらい。もう修行だ。どうにか快適に、そして安全にツーリングを楽しみたいが、何かいいアイテムはないか……。そんな悩めるライダーにお薦めなのが、進化したTAICHI(タイチ)のリキッドウインド(LIQUIDWIND)。ひんやり冷却水で、あなたの夏がCoolになる!
最新型リキッドウインドはベスト&電動化
今年も猛暑が予想される日本の夏。暑いと不快なだけでなく、熱中症になりやすいし、正常な判断力が失われて転倒や事故のリスクが高まる。そんな夏場の快適性と安全性を確保できるのが、タイチのリキッドウインドだ。
リキッドウインドは、男性用化粧品ブランドのギャツビー(マンダム)と共同開発した専用冷却水をウエアに吹き付け、走行風により気化熱冷却を促進させて胸部と背中を集中冷却するアイテムだ。従来型は手動のスプレー式ボトルと専用アンダーウエアの組み合わせだったが、2024年の新型は電動ボトルとメッシュベストに進化している。
新型リキッドウインドは、自前の速乾アンダーウエアを着て、その上からベストを着用する。腰に付けた電動ボトルから冷却水が送水され、ベストの首元から噴出。冷却水はアンダーウエアに染み込み、温度を下げる仕組みだ。果たしてその効果はどれほどか?
まず、ベストの着用感は違和感も動きにくさも皆無。ボトルはウエストバッグを装着しているような感覚で、市街地、高速道路、峠で試したがそんなに邪魔には感じなかった。
テスト日の気温は28度C。アンダーウエアの胸元に温度計をセットして、まずはリキッドウインドを作動させないで走ってみる。約50分の走行で平均温度は29.3度C。じんわり汗がにじみ、渋滞や信号待ちでトラックに挟まれたりするとかなり暑い。
50分ほど走った後、リキッドウインドを起動する。ボタンを押すと首元とうなじに冷却水が噴出! もちろんただの水でも気化熱により温度は下がるが、この専用冷却水のひんやり効果は非常に高く、思わず「ひぇっ!」と小さく悲鳴が出てしまった。冷たく感じる時間も長く、胸元と背中がずっとすーすーしている。速度が上がって走行風が当たるとさらに冷たい!
信号待ちなどではメントールの香りがヘルメットの中に漂ってきて気分的にも涼しげ。実際にアンダーウエア表面の温度はがくんと下がり、約50分の平均温度は22.2度Cそして専用冷却水のおかげで、数値以上にクールに感じられた。
電動化による恩恵も大きい。今まではスプレーを左手でシュッシュッとやっていたが、今度はボタンをワンプッシュするだけ。さらにオートマチックモードなら5分に1回自動送水。例えば、なかなか止まれない高速道路で片手を離さなくても送水されるので安全なのだ。
過酷な日本の夏でも快適で安全なツーリングを楽しみたいなら、最新型のリキッドウインドをぜひお試しあれ!
左が「RSU502 リキッドウインド 送水クールベスト」で価格は9350円、サイズはS、M、L、XL、XXLを用意。通気性抜群のメッシュベストと送水チューブのセット。この上にメッシュジャケットを着用する。
右が「RSP510 リキッドウインド 保冷ボトルキット(電動) 」で価格は9900円。電動で専用冷却水を送水するシステム。真空保冷ボトルで冷却水の温度上昇を防ぐ。雨でも安心の防水設計だ。
RSP501 ギャツビー リキッドウインド ウォーター。価格は660円で内容量300ml。マンダムの男性用化粧品ブランド「ギャツビー」とタイチが共同開発した専用冷却水。メントール配合でひんやり感が長続きする。緑茶と柿のダブル消臭成分配合。RSP510のオートマチックモードなら4 〜5時間で1パックを消費する
RSP511 リキッドウインド保冷ボトル専用冷却パックは、リキッドウインドの専用オプションアイテム。凍らせて保冷ボトルに入れれば冷却水の温度上昇を防げる。ひんやり効果がさらに長続きする! 価格は660円。
report●太田力也 photo●冨樫秀明/平島 格/太田力也
アールエスタイチ
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