■クシタニ2024春夏製品比較
クシタニによる「クシタニVSクシタニ」
高性能ライディングウエアの代名詞とも言えるクシタニ製品だが、購入時にはひとつ困ることがある。どれを買うか、なかなか決められない……という事態に陥るのだ。ラインナップの豊富さにとまどい、どの高機能を得るか悩み、デザインに目移りする。たとえそれが楽しい時間ではあったとしても、自分のライディングにピッタリの製品を買えるか、正解にたどり着けるかどうかは心配だ。
さて、そんな実際に店頭にて悩んでいるお客さんが多いことをリサーチできたのだろう、クシタニからちょっと変わったプレスリリースが編集部に届いた。
「KUSHITANI 2024SS ガーメント 販売のお知らせ vol.5
デザインだけでなく機能もしっかり徹底比較!
Which One? 注目度が高いクシタニのアイテムを徹底比較!テキスタイルジャケット4選」
だそうだ。なんだこれ? 自社製品比較だ?
モーター系雑誌業界にそこそこ長い筆者ではあるが、こんなリリースはまあ見ない。新製品発表時の従来製品との比較なら普通だが、2024年最新春夏アパレルの現行人気製品同士の比較だ。
おもしろいので、採用!
モーサイにアップ!!
できるだけ原文ママで以下、転載する。
リリース上では2製品のいちばんの違いとして強調したい部分が朱書されているので、そこは『』で目立つようにしておく。
クシタニ最高スペックの生地と仕様を採用した高機能ジャケット2選を比較
【フォーワードアドジャケット vs アクアジャケット】
生地とその仕様自体は同一ですが、デザイン設計の根本が異なるのがこの2つのジャケットです。フォーワードアドジャケットは本格的なラリーライドも想定し、寒暖差の大きな環境下でも温度を調整しやすいよう多くの大型エアベンチレーションを装備。一方、アクアジャケットは雨具にも匹敵する耐水圧・透湿性を重視しながらも、ジャケット内部を換気する機能も持ち合わせつつ、軽量な着心地も実現しています。


K-2415 フォーワードアドジャケット
クシタニ最高スペックの生地と仕様、立体裁断を採用した『防水アドベンチャージャケット』。胸部だけでなく背面全体がエアベンチレーションになるなど、多彩な構造が特徴。
【製品ポイント】※
①猛暑から氷点下まで…温度変化や天候の変化の大きい環境下での使用も想定したギミックが豊富
②アドベンチャーバイクに似合うデザイン×長めの着丈×豊富な大きめのポケット
③ハードなツーリング(オフロードやラリーなど)を想定
●素材:〈表〉ポリエステル100%(耐水圧30,000mm透湿性17,000g/m2/24h)〈別布〉ナイロン98%ポリウレタン2%〈裏〉ポリエステル100%(メッシュ) ●仕様:〈肩、肘〉エアーCEプロテクター(脱着式)〈背中〉ソフトパッド(脱着式) ●カラー:①ブラック②ライトグレー③ライトグレー/ブラック ●サイズ:M、L、L/XL、LL、XL ●価格:¥71,500
K-2416 アクアジャケット
クシタニ最高スペックの生地と仕様、立体裁断を採用した『防水ライディングジャケット』。高い耐水圧・透湿性で雨具を必要とせず、日中の暑くなったジャケット内を換気する機能も装備。
【製品ポイント】※
①急な雨にも不安のない高機能の生地×雨の侵入を防ぐファスナーカバーを採用
②スポーツ系バイクにも似合うタイトなシルエットと前傾しやすい前立て形状を採用
③軽量のためロングツーリングの使用でも疲労感が少ない
●素材:〈表〉ポリエステル100%(耐水圧30,000mm透湿性17,000g/m2/24h)〈別布〉ナイロン98%ポリウレタン2%〈裏〉ポリエステル100%(メッシュ) ●仕様:〈肩、肘〉Thin CEプロテクター(脱着式)〈背中〉ソフトパッド(脱着式) ●カラー:①ブラック②ライトグレー③オレンジ ●サイズ:M、L、L/XL、LL、XL ●価格:¥49,500
※製品ポイントは主な内容のみを記載しています。各製品の詳細な内容はぜひお問合せください。(以下同)
タウンユースにも人気、価格も同じ!フードスタイルジャケット2選を比較
【3.0フレキシブルジャケット vs アメニタジャケット】
2024年SSで新しくラインナップに加わった3.0フレキシブルジャケット、バイク歴を問わず多くのライダーに定評のあるアメニタジャケット。この2つは「どちらが良いの?」という声が多いアイテムです。見た目は似ていますが生地の特徴やプロテクターの装着仕様が異なり、使用するシーンや着用感の好みも相まって支持が大きく異なる傾向があります。生地を3層にして裏地を排除した3.0フレキシブルジャケットはクシタニのテキスタイルジャケットの中ではトップといえる軽やかな着心地が好印象ですが、軽さ&やわらかな着心地を好む方にはアメニタジャケットが定評をいただいています。


K-2417 3.0フレキシブルジャケット
クシタニ最高スペックの生地を採用した『高機能&簡易防水ジャケット』。立体的な生地を3層にすることで裏地レスを実現し、ストレッチ性を持たせることでより軽い着心地が特徴です。
【製品ポイント】※
①フォーワードアドやアクアジャケットと同じく最高スペックの生地を採用
②3層の生地&裏地レスのため汗をかいても着脱が容易で、サッと水洗いできる利便性の高さが人気
③サイズ拡大調整と大型エアインテークを兼用したフロントダブルファスナー仕様を採用
●素材:〈表〉ポリエステル100%(耐水圧30,000mm透湿性17,000g/m2/24h) ●仕様:〈肩、肘〉ソフトパッド(脱着式)〈背中〉ソフトパッド(脱着式) ●カラー:①ブラック②サックス/ブラック③ライトグレー/ブラック ●サイズ:M、L、LL、XL、L/XL ●価格:¥41,800
K-2419 アメニタジャケット
アウトドアイメージのバイク+αの新感覚の『簡易防水フードスタイルジャケット』。生地自体がやわらかくコンパクトになるため持ち運びにも便利。イタリア語で「快適」を意味するアメニータが名前の由来。
【製品ポイント】※
①軽量&やわらかな着心地を実現しつつも、急な雨にも不安のない簡易防水を兼ね備える
②ウエストや腕周りなど、バタつきが気になる箇所の調整が可能
③サイズ拡大調整と大型エアインテークを兼用したフロントダブルファスナー仕様を採用
●素材:〈表〉ナイロン75%ポリエステル25%(TPUラミネーション 生地初期耐水圧10,000mm 透湿性10,000g/m2/24h)〈裏〉ポリエステル100%(メッシュ) ●仕様:〈肩、肘〉Thin CEプロテクター(脱着式)〈背中〉ソフトパッド(脱着式) ●カラー:①ネイビー/ブラック②ブラウン/ブラック③ブラック/グレー④オレンジ/ネイビー ●サイズ:M、L、LL、XL ●価格:¥41,800
ここからは再び編集部。
どうだろう、クシタニによる「クシタニVSクシタニ」、参考になったろうか?
写真のとおり、3.0フレキシブルとアメニタなんてデザインそっくり! 価格まで一緒だから、まさか生地、機能が全然違うなんて思いにくい。ぜひ、自分の走りに最適なクシタニ選びの参考にしてほしい。
店頭で説明を受けながら袖を通してみることの大事さも、改めて深く感じる。
>業務連絡
クシタニ様、では次は、
「Which One? クシタニのアイテムを徹底比較! 酷暑を乗り切るテキスタイルジャケット4選」
あたりをテーマにしたジャケット比較リリースをひとつ……
レポート●モーサイ編集部 写真●クシタニ
◯株式会社クシタニ
https://www.kushitani.co.jp/