2ストエンジンを解説する不朽の名著が、ホンダ創立75周年記念の新装丁で再発刊
1984年に2輪のロードレース世界選手権の最高峰クラスにデビューした、ホンダワークスマシンのNSR500。その後2002年までの19シーズンで、強さを遺憾なく発揮したワークスNSRは、今日でも根強い人気を誇るGPマシンだ。その名機を通して、2ストロークエンジンの構造と原理を解説した本が、『NSR500 ハイパー2スト エンジンの探求』。
栄光のGPマシンのNSR500を主たる教材として、ホンダの開発関係者への取材を敢行。その基本的な仕組みから究極の高性能を発揮する仕掛けまでを、エンジン部分の詳細写真など、豊富な図版とともにわかりやすく解説したのが同書だ。
1995年に初版を刊行し、2020年には内容はそのままに装丁を変更して再刊行されたものの、その後品切れ状態に。
そんな同書を、ホンダが創立75周年を迎えたのを機に、新装版として再度刊行された。著者は、長らくモーターサイクル各誌で、試乗レポート、解説記事などを手掛けてきた、つじ・つかさ氏だ。
【書籍情報】
タイトル/『NSR500 ハイパー2スト エンジンの探求』
著者/つじ・つかさ
発行/グランプリ出版
体裁/A5判・並製・316ページ(カラー8ページ)
定価/3960円(本体3600円+税)
発売/2024年3月30日
まとめ●モーサイ編集部 photo●Honda