正しい運転をしていても、もらい事故に遭う場合やあおり運転の被害者になることはあり得る。そんなときに、実際の走行状況を記録して、自分の正当性をガードしてくれるかもしれないのがドライブレコーダーだ。
このドラレコ、最近はバイクに搭載する人も増えている。二輪車用の場合、優れた防水防塵性や耐振性、車載自由度を高める本体やカメラの小型化などが必須となるが、それらの基本性能をしっかり高めながら、数々の新機能を盛り込んだのが、デイトナが取り扱うミオ・マイビューシリーズの最新トップ機種となるM820WDだ。
ファイル形式は毎秒記録されるスーパーMP4を採用し、電源が断たれた瞬間の映像がファイル破損で再生不能となるリスクを低減。通常の動画と同時に1秒間隔で静止画を撮影して1秒間15フレームの動画にまとめるタイムラプス機能により、自分が必要とするシーンが探しやすい。ちなみに専用スマホアプリでは、動画とグーグルマップの位置情報、タイムラプス動画と瞬間や平均速度など各種データが同時に表示される。
そしてM820WDは、駐車監視機能も搭載。イタズラや他車の接触など、駐車中の愛車被害を動画として記録できる可能性もあり、被害の泣き寝入りから守るアイテムにもなるのだ!
夜間でも鮮明に撮影できるHDR機能を新たに採用
鮮明に記録できるソニー製イメージセンサーの採用に加え、併売される従来型のM760Dにない機能として、逆光や対向車のヘッドライトなどに起因する明るい部分の白飛びや影になっている場所の黒潰れを抑止するHDR(ハイ・ダイナミック・レンジ)を搭載。なお、M820WDは新たに1080p@58fpsの解像度&フレームレートも追加されたが、HDR機能は1080p@29fpsのみに対応。

動体検知も可能な駐車監視機能搭載
駐車中の愛車をガードする機能として、M820WDは駐車監視機能も搭載。こちらは下表の3モードから選択でき、全モードが衝撃を感知すると録画が開始されるのに加え、スマートモードとパーキングラプスはカメラレンズ撮影範囲内での画像変化を検知することでも録画がスタートする。スマホアプリにより、駐車監視機能のオン・オフや、駐車後に作動し続ける時間、バッテリー電圧がどこまで低下したら停止するかも調整できる。


設定変更や映像確認はスマホアプリでお手軽に
専用スマホアプリのMiVue Proを使用したWi-Fi接続により、各種設定変更やカメラ画角のライブビュー確認、記録映像のダウンロードなどが可能。転送速度は従来の約2倍まで上がり、ストレスが大幅に軽減された。

MiVue M820WD 製品情報

価格:4万8400円
本体サイズ:W64×H65.8×D22.6mm
本体重量:135g
カメラサイズ(前後とも):D36.9×φ28mm
カメラ重量(1台):65g
スイッチサイズ:W26.4×H57.5×D18.6mm
スイッチ重量:94g
解像度&フレームレート:1080p@58fps/1080p@29HDR/1080p@29fps
有効画素数:200万画素
F値(前後とも):F1.8
視野角(前後とも):対角136.6度(水平115.6度、垂直61.6度)
ファイル形式:SuperMP4(H.265)
記録媒体:microSDHC
report●田宮 徹 photo●デイトナ/編集部