用品・グッズ

クシタニに聞く! ライディングウエアメーカーが考えるプロテクターの在り方

[PR] sponsored by クシタニ

ジャケットやパンツ、グローブ、シューズなど、ヘルメットを除くほぼ全てのライディングウエアを製造・販売するクシタニ。幅広い製品を開発する上で日々、研究と改善を繰り返している同社は、プロテクターにも妥協がない。安全性を第一に掲げ、細部にまでこだわったライディングウエアを手掛けるクシタニだからこそ考えるプロテクターの在り方とは? 広報部の櫛谷信夫さんに話を伺った。

INTERVIEW

――新作のプロテクターはどんな改良がされているのですか?

櫛谷 脊椎用のエアーCEプロテクターという製品で、併売する従来型(K-4363)に比べて薄くしつつも衝撃吸収性を落とさず、CE規格レベル1をクリアしています。従来型は厚みがあり、通気性がなく背中が蒸れやすいので、そこを改良しました。今後、ほかの部位用も販売予定です。

K-4639 エアーCEプロテクター(脊椎) 価格:4620円
新作のバックプロテクター。メッシュ状になっており、蒸れやすい背中の通気性に配慮されている
K-4363 CEプロテクター(脊髄) 価格:3300円
併売される従来モデルのバックプロテクター。外側は衝撃を防ぐために硬く、反対の背中に触れる側は柔らかくし、頑丈さと着用感を両立している。

――快適性を向上させたのですね。

櫛谷 安全性というのはトータルのバランスが重要だと考えており、プロテクターを軽量・柔軟にすることで疲労を軽減し事故の回避率を高めることも大切です。パッドを厚くしたり、密度の調整をすればCE規格レベル2をクリアしやすいのですが、せっかくジャケットを立体裁断してフィット感を上げて運動性能の高い素材を使っても、パッドが硬くてしならなければ台なし。ですから着用感を重視して、あえてCEのレベルを落とすこともあります。一方で、安心感もライディングに影響するので、厚みのあるパッドも展開してお客様に選んでいただけるようにしています。

――CE規格の試験はどんな内容なのですか?

櫛谷 いくつか項目があるのですが、大きな要素のひとつはプロテクターに上から硬く重い物を落とした際に衝撃をきちんと吸収して底づきしないこと。もうひとつは衝撃時の負荷を点から面に切り替える荷重分散性能です。ただし、それらはあくまでテストのひとつにすぎず、安全における絶対的なものではないと思っています。試験の通過を優先するあまり使いにくくなってしまっては本末転倒ですから。

――ジャケットのラインアップが豊富ですが、製品の特性に合わせてパッドも変えているのですか?

櫛谷 スポーツモデルのウエアにはハードなパッドを採用しています。それとパッド自体の重量も考慮する必要があって、街乗り向けのジャージ素材を用いたウエアに重いパッドを入れるとズレやすいので、軽量な方が適切。一方、ナイロンなど比較的丈夫な素材を採用したスポーツモデルはアウターシェルにハリがあるので、ハードなパッドを入れてもしっくり収まります。それと、プロテクターは転倒時の衝撃緩和のためのものですが、そもそも転倒自体を回避することへの注力と、万が一転倒したときにどこまで保護するのかのバランスが大切です。転倒してアスファルトを滑ったときにウエアの生地が一瞬で破れて肌が露出してはまずい。ですから、プロテクターとアウターシェルの両方を考えなければいけません。

――生地の強度はメーカーでも違うのでしょうか? 例えばメッシュジャケットだと素人目にはあまり違いが分からないのですが。

櫛谷 生地メーカーによって編みの掛け方が違うんです。多くのウエアメーカーは生地業者から仕入れるのですが、クシタニでは自社で表生地を織るので、より強度がありつつ風の抜けが良い組み合わせの生地を開発しています。また、アフターサービスでお客様のウエアを修理するのでデータを蓄積でき、破損率の高い部位などの情報を企画側に伝えられ、次のモデルではナイロンなど丈夫な素材にアップデートできる。プロテクターも同様で、日々、研究開発を続けています。

脊椎用のエアーCEプロテクターは、背骨に近い中心部は密度が高く硬いのに対し、フィット感に大きく関わる肩甲骨や腰の辺りは中柱を抜き柔らかくなっている。安全性と快適性を両立するため、立体的で複雑な構造を採用しているのだ。素材はゴムやウレタンに比べて体温を保温しにくく温度変化に強いプラスチック系のTPE
弾力のあるプラスチック素材TPEを用いたK-4604 Thin CEプロテクター(肩と肘の左右セットで3740円)で、写真は肘用。こちらは表面で、全体に通気穴を施されていることが分かる
こちらは裏面。穴のない斜めの部分は裏側をくり抜くことで極限まで軽量化されている

report●田中伸吾

問い合わせ

クシタニ
TEL:053-441-2516

https://www.kushitani.co.jp/

  1. お店で買える! “かわいい”が詰め込まれた特別仕様車 『スーパーカブとハローキティがコラボ!』

  2. 【比較】『GB350 S』や『GB350 C』 とスタンダードモデルの違いって? 空冷シングル『GB350』シリーズはどれが人気?

  3. 初心者ママライダーの感じたRebel 250 E-Clutchの魅力。「私の心を落ち着かせてくれる存在です」

  4. 【わかる?】車検のある400ccクラスで発売からもう4年……だけど2024年まで『ベストセラー』を誇ったHondaのバイクってどれだと思う?

  5. 【え?空冷?】新型『CB1000F』を「予備知識ゼロ」でレビューすることになった→聞いてた話と違うじゃないか!?【Hondaの道は1日にしてならず/CB1000F ①第一印象 編】

  6. 【驚異の価格】新型EVスクーター『ICON e: (アイコンイー)』は26Lのシート下収納スペースありで充電もラク!【Honda2026新車ニュース】

  7. 徹底解説!レブル250の「Eクラッチ」が圧倒的に支持される「7つの理由」って? 【Honda E-Clutch/Rebel 250 S Edition編】

  8. 【質問】このバイクの車名ってわかる? Rebel 250(レブル250)じゃないよ!DAYTONA×Dope製のCL250向け『カスタム』です!

  9. ツーリング好きの私が年甲斐もなく『峠の走り』に夢中になってしまったバイクの話【Hondaの道は1日にしてならず/GB350 S インプレ・レビュー 前編】

  10. バイク歴18年のライダーはGB350 Cで初のMT車デビュー「これにしかない良さがあります」

  11. CRF1100L Africa Twin(アフリカツイン)が予想外のニューカラー!?新型モデルからは『MT』と『<S>』が無くなり『DCT』のみに!

  12. GB350はモトクロスの女王、川井麻央選手も絶賛「GBがいいヤツすぎて仲良くなりました」

  13. 【新車】125ccスクーター『LEAD 125(リード125)』がニューカラー2色追加で新発売! シート下スペース約37Lでスマートキー&USBソケットも標準装備!

  14. 10年、20年後も色褪せない「控えめに言って最高」GB350 Cを全力で絶賛する理由

  15. 大排気量ツアラー一筋だったベテランライダーがXL750 TRANSALPに乗って感じた自由と楽しさとは?

  16. のんびりツーリング最強の大型バイク『CL500』がアップグレード!新色にも注目です!

  17. 通勤・通学、二人乗りもOKの遊べる125cc『ダックス125』は初心者の人も安心!

  18. 50歳からライダーデビュー。エネルギッシュな女性ライダーが考える悔いのない人生

  19. 新型『NX400』ってバイク初心者向けなの? 生産終了した『400X』と比較して何が違う?

  20. 定年後のバイクライフをクロスカブ110で楽しむベテランライダー