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「GT-Air3」はリフト、ドラッグ、ベンチレーション流量などすべてヨシ!【SHOEI】ツーリング用の最新モデルとして高性能化された!

■「GT-Air3」ブリリアントイエロー

熟成されたGT-Airシリーズの最新改良版

ヘルメット製造大手の株式会社SHOEIは「GT-Air3(ジーティー-エアー スリー)」を発売した。

GT-Air3は人気ツーリング用フルフェイスヘルメットであるGT-Airシリーズの最新版として、空力、ベンチレーションなどに手を加えられた。

「GT-Air3」ルミナスホワイト
「GT-Air3」ルミナスホワイト
「GT-Air3」ルミナスホワイト
「GT-Air3」マットブルーメタリック
「GT-Air3」マットディープグレー
「GT-Air3」マットブラック
「GT-Air3」パールブラック

○流線形「エアロフォルム」は高い空力性能とスポーティーさを示す

デザイン的には横から見ると従来モデルのGT-AirII(ツー)と非常によく似ている。だがシェルの両サイドには衝撃吸収性能に寄与し、かつ、ヘルメットの空力性能に高い効果を発揮するサイドパーツが新たに装備されている。
走行時の安定性に寄与する頭頂部もデザインを継承するとともに、シェルとパーツの一体感を高めた新デザインとした。スポーティーでさまざまなスタイリングにマッチするデザインであり、ツーリングをより快適にするエアロフォルムを実現している。
100km/h相当の環境下において従来モデルと空力性能を比較すると、GT-Air3ではヘルメットが上方へ浮き上がろうとするLiftが11%、前方から押し付けられるDragが6.5%低減した。※社内大型風洞設備での参考数値。

「GT-Air3」

○新設計「ベンチレーション」システムで効率を追求

アッパーエアインテークはベースパーツの先端形状やリブ、シャッターの形状により効率的に走行風をヘルメット内部へ導入するデザインとされた。
トップエアアウトレットは、走行時にシェル表面を流れる風の流速が最も高いポジションを追求し、従来モデルに比べ前方にアウトレットホールを配置することで排気量が向上。ヘルメット全体で高い換気効率を実現し、ライディングをより快適なものとした。

「GT-Air3」アッパーエアインテークとトップエアアウトレット

アッパーエアインテークからの風の流入量と、トップエアアウトレットからの排出量を従来モデルとそれぞれ比較したグラフ。従来モデルに比べ、流入量が約1.2倍、排出量が約1.8倍に増加した。※社内大型風洞実験設備にて測定した参考値比較。

「GT-Air3」
「GT-Air3」

ロアエアインテークには虫などの侵入を防ぐ脱着式デフロスターフィルターを装備。また、同梱のブレスガードKを装着することで、呼気によるシールドの曇りを防ぐだけでなく、走行風の一部を口元に取り入れ、ヘルメット内の息苦しさを低減した。

「GT-Air3」デフロスターフィルター
「GT-Air3」ブレスガードK

○「シールドシステム」はスムーズな操作性と高い機密性を実現させたものに

従来モデルで採用していたCNS-1シールドに、センターロックシステムを導入したCNS-1CシールドをGT-Air3では装備した。シールドロックをセンターに配置することで開閉時のたわみを抑え、シールドと窓ゴム(ウインドウビーディング)の左右の密着バランスを向上。また、シールド下部にもリブを追加することでシールドの剛性を高め、よりスムーズな操作性を実現した。
雨や気温が低下した際のライディングなど、シールドが曇りやすい環境下でも曇りを防ぎ、クリアな視界を確保できる防曇シートを標準装備。CNS-1Cは従来のシールドより上部のリブの高さを変更し、防曇シート装着時の窓ゴム(ウインドウビーディング)との干渉を防いでいる。

「GT-Air3」CNS-1Cシールド
「GT-Air3」

シールドには微開ポジションを設定。低速走行時に微開ポジションにすることでヘルメット内の換気ができる。

「GT-Air3」シールド微開ポジション

○「インナーサンバイザー」で視界状況の変化に対応

ライディング環境の明暗に合わせて瞬時に切り替えられ、欧州サングラス規格にも匹敵する高い光学性能を有するQSV-2サンバイザーをGT-Air3でも装備。

「GT-Air3」QSV-2サンバイザー

○新しい「マイクロラチェットチンストラップ」はコンパクト&軽量

厚手のグローブをしたまま締結・解除が可能な利便性の高いマイクロラチェット式チンストラップを改良して搭載。締結部はステンレス製で2か所のツメが常時かかり、一定以上の開度でロックが解除される安全設計はそのままにパーツをコンパクト化。
ストラップ部分には高強力・高弾性の高機能繊維を編み込むことで強度を確保しながらもスリム化し、首へのフィット感を高めた。

「GT-Air3」

○「インテリアパーツ」は快適さを追求

ヘルメットの被り心地はライディングの快適さに直結するため、GT-Air3の内装表面生地には吸湿速乾生地と起毛生地をハイブリッドで使用した。汗をかきやすい額や頬部に吸湿速乾生地を配したことで、暑い中でのライディングでも汗による不快感を低減。
また、ヘルメット着脱時に肌とこすれやすい被り口に近い部分には、柔らかい触り心地の起毛生地を使用し、あらゆる場面での快適性が追求された。

「GT-Air3」

○「SHOEI COMLINK」は装着部分をコンパクトに変更

GT-Air3は専用設計コミュニケーションシステム装着機構を装備した、SHOEI COMLINK対応モデル。従来モデルに比べ装着部分をコンパクトにし、専用設計コミュニケーションシステムの装着時により高いレベルでヘルメットデザインとの融合を実現した。
※SRL3はSENA、B+COM SX1はサイン・ハウスの製品。ヘルメットには付属していない。

「GT-Air3」SENA製SRL3装着イメージ
「GT-Air3」サイン・ハウス製B+COM SX1装着イメージ

○製品概要

製品名 GT-Air3
価格 6万8200円
規格 JIS規格
サイズ S(55cm)、M(57cm)、L(59cm)、XL(61cm)、XXL(63cm)
カラー ルミナスホワイト、パールブラック、マットブラック、マットブルーメタリック、マットディープグレー、ブリリアントイエロー
構造 AIM+(Advanced Integrated Matrix Plus Multi-Fiber)
強靱なガラス繊維と3次元形状とした有機繊維の複合積層構造を基に、高い弾性性能を持つ高性能有機繊維をプラス、軽量でありながらも剛性弾性に優れる高性能なシェル構造とした。
付属品 布袋、ブレスガード、チンカーテン、シリコンオイル、防曇シート、SHOEIロゴステッカー、サービスツール、スペア防曇シート用ピン

レポート●モーサイ編集部 写真●SHOEI

CONTACT

株式会社SHOEI
https://www.shoei.com/

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