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東京オートサロン2024において、レーシングコンストラクター「ヨシムラ」と1965年創業の老舗カーホイールメーカー「ウェッズ」のコラボ製品「ヨシムラWRS Seven(ダブルアールエス セブン)」が発表されました。
オートサロンのウェッズブースにはERC(FIM世界耐久選手権)でのゼッケン12をつけたYOSHIMURA SERT Motul GSX-R1000Rと、コラボホイールほか多数カスタムされたスズキ キャリー、さらにヨシムラパーツが装着されたホンダ モンキー125がキャリーに積載状態で出展され、2輪&4輪レースファンの注目を集めていました。
ウェッズは「ウェッズスポーツ」としてスーパーGTに参戦する4輪モータースポーツの名門でもありますが、じつは2023年の鈴鹿8耐直前にヨシムラとスポンサー契約を結んでいて、鈴鹿8耐含む以降のEWC世界耐久選手権、全日本ロードレース選手権でヨシムラのレース活動をサポートしています。
2023年7月に「NEOPASA清水 ぷらっとパーク」で行なわれたヨシムラツーリングブレイクタイムではGT500参戦車両の「WedsSport ADVAN RC F」が展示され、TGR TEAM WedsSport BANDOHの坂東正敬監督とYoshimura SERT Motul 加藤陽平チームディレクターのトークショーが行なわれましたが、スポンサー契約はその場でウェッズの石田純一社長から発表されたものでした。
この契約に関してのヨシムラのプレスリリースには
『この度、株式会社ヨシムラジャパンは、4輪カスタムホイールの先駆者としてチャレンジし続ける株式会社ウェッズと、ロードレースのスポンサー契約を結びました。
株式会社ウェッズ 石田社長からの「モータースポーツを通じて2輪と4輪の垣根を越えてコラボレーションをする事で、もっと楽しい事・魅力のある物をバイク・車好きの方に提案できるのではないかと考え“バイク業界と自動車業界の架け橋となりたい”」という思いに弊社も共感、今回のスポンサー契約が実現しました。
この夏の「鈴鹿8時間耐久ロードレース」をはじめ、以降のEWC世界耐久選手権・全日本ロードレース選手権をサポートしていただける事となります。
今後、株式会社ヨシムラジャパンは、株式会社ウェッズとワクワクするような事を考えていきますので、両社の活動にご期待下さい』
と記されていました。今回オートサロンで発表されたコラボホイールは、その「わくわくするような事」が具現化した最初の製品だといえるでしょう。
ホイールは名称通り7スポークの軽量タイプで、リム部分はウェッズが得意としているAMF(アドバンスド・メタル・フォーミング)製法で仕上げられています。これは鋳造後のリム部分を金属ローラーを押し付けて成型する回転塑性(そせい)加工の一種で、強度を保ちつつリム部が薄く引き伸ばされ軽量化につながる製法です。
キャリーに装着されたマットブラックのホイールのほか、参考出品としてホワイトカラーも展示されていました。発売時期は2024年春予定となっています。
「ヨシムラ WRS Seven」SPEC
サイズ:14✕4.5J INSET:45 HOLE:4 P.C.D:100 重さ:4.6kg/本 価格:3万8500円(1 PIECE)
カラー:セミマットブラック キャップ、アルミエアバルブ付き ナットホイール径:80mm ディスクハブ径:73mm 補修パーツ:センターキャップ 2750円
ヨシムラカラーの赤×黒に加えて、ホワイトカラーも展示さされていました。
おなじみのロゴが入ったclazzio製シートカバーは市販も考えているという参考出品。
キャリーはHARD CARGO製のボックスほか、ルーフラックやスキッドプレートなどでカスタム。ヨシムラのロゴが入ったパーツもありますが、これらは参考出品だそうです。
GP-MAGNUMサイクロンほか、エンジンカバー、サイドカバーなどヨシムラパーツが装着されたホンダ モンキー125。
デモカーにはキャリー用としてヨシムラジャパンオンラインショップ限定品として販売されているスリップオンオーバルサイクロンが装着されていました。R06Aエンジンを搭載するマツダ、ニッサンなどのOEM車にも適合します。こちらの価格は車輌型式とエンド部のカバーの素材、仕上げによって異なり、6万9000円から9万2000円です。
詳細は https://shop.yoshimura-jp.com/syouhin/syousai.php?id=20093
参考動画 https://www.youtube.com/shorts/Kmd7PS1pKzU
レポート&写真●飯田康博