
バイクの振動でカメラが壊れる?
TANAX SRS-001 スマートライドモニター AIO-5 Liteは、スマートフォン(スマホ)と連動するモニターと、ドライブレコーダーの合体したバイク用ギアだ。昨今、バイクのハンドル周りにスマホを取り付けるのが一般化している。ナビや音楽鑑賞に使うわけだが、バイクの振動でカメラ機能が壊れるケースも多発している。高価なスマホをハンドルに装着して走るのに抵抗がある人もいるだろう。
そんな人にお薦めなのが、クルマではおなじみのアンドロイドオート(andoroid Auto)やアップルカープレイ(Apple CarPlay)でスマホと連動するスマートモニターだ。実際にバイクに取り付けてテストしてみた。
スマートライドモニターはバイクのメインキーをオンにすれば起動。スマホとモニターの連携は、最初に設定してしまえば、あとは自動接続。つまり、ポケットやバッグに入れたままでオーケーだ。手間いらずなどがまずうれしい。
画面は十分に明るく、晴れた日でも見やすい。スマートライドモニターはタッチパネルだが、その動きもスムーズ。まさにスマホライクな操作感と言えるだろう。
スマホ連携で、ナビ、音楽、通話、メッセージなど、いくつものアプリがモニター上で使用可能だ。ナビは最新のマップ&交通情報が反映される。音楽再生とナビの同時使用でもまったく問題なくスムーズに作動した。
また、前後カメラの映像をモニターに映し出せるのもこのアイテムの特徴だ。例えば走行中は後方の画像を映しておけば、バックミラーの代わりに使える。一般的なバイク用ドラレコはモニターがなく、スマホと連携して映像を確認したりダウンロードするものが多い。それも別に不便ではないが、やはり一手間余計にかかる印象は拭えない。スマートモニターは有線でつながったモニターで映像を確認できるので非常にスムーズだし、はっきりいえば面倒くさくない。つまりストレスフリーなのだ。
また、ドラレコ機能を活用した後方/斜め後方車両を検知して警告を表示する機能もある。ほかにも、駐車中のいたずらなどにも反応する駐車監視機能など、純粋なドラレコと同等の機能も備えている。
バイク専用設計だから、防水防塵はもちろん、振動対策も万全。ナビや音楽などの便利アプリを使用しながら、スマホ破損のリスクから解放されるのはとっても安心。また、ドラレコを活用した安全支援、ツーリング動画の記録や共有など、多彩な楽しみ方ができる画期的アイテムと言えるだろう。価格はちょっと高いが、それでもその価値は十分にある!
いつものアプリが使える!







製品データ
価格:8万2500円
本体サイズ:136.2mm×78.8mm×26.8mm
本体重量:320g
解像度:1920×1080P
フレームレート:27.5fps
イメージセンサー:ソニーSTARVIS IMX307 2.0MP
F値:1.8
視野角:136.6度(水平115.6度/垂直61.6度)
防水性能:IP67
Report&photo●太田力也
タナックス
04-7150-2450