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電装系トラブルを未然に防ぐ
寒い時期でもバイクに乗るライダーにとって、日々気になるのがバッテリーの調子。冷え込んだ朝、愛車のエンジンが掛からなかったらどうしよう……そんな心配を目に見える形で解消できるのがキジマのバットチェック(Batt Check)だ。
これは、車載バッテリーにつないだバットチェックとスマートフォンをBluetoothで接続し、スマホアプリを使ってバッテリーの状態を確認・診断するもの。リアルタイムの電圧だけでなくアプリと接続している間の電圧の変化も記録可能なため、電装系の不具合を早期発見できる。また、車載のUSB端子を使ってスマホを充電したり、電熱ウエアなどの電力を車両から取っている人なら、消費電力がオルタネーターの発電量を超えないかもチェック可能だ。電圧が極端に低かったり、オルタネーターやレギュレーターの故障を検知すると警告音でスマホに知らせる機能が備わるのも有り難い。
実際に使ってみると、バイクカバーやシート、サイドカウルなどを外すことなくバッテリーをチェックできるのは非常に便利。アプリには5台のバットチェックを登録でき、6Vバッテリーや四輪のトラックなどに使われる24Vバッテリーにも対応するので、趣味に仕事にと活躍すること間違いない。
本体の取り付けはバッテリー端子につなぐだけ!
バットチェックの取り付けはきわめて簡単。本体から伸びる2本のコードを車載バッテリーのプラス/マイナス端子にそれぞれ接続するだけ。その後、スマホアプリとブルートゥース接続すればバッテリーの状態を確認できる。本体は非常にコンパクトなので、バッテリー周辺のわずかなスペースに収まる。
スマホアプリは、(左)バッテリーの状態を4段階に評価することでトラブルを未然に防げるバッテリーチェック、(中央)電圧を過小/低め/正常/充電中/過充電の5段階に評価し電装系や発電系のトラブルを発見できる電圧メーター、(右)スマホアプリと接続しているときの電圧変化を1日または1年単位で記録する電圧記録の3つの機能を持つ。
1つのアプリで最大5つのバットチェックを登録可能。複数のバイクを持っている人は、台数分の本体を用意することでバッテリーの管理が容易になる。アプリ画面のアイコンは、例えば愛車など好きな写真に変更できる。
KIJIMA Batt Check
価格:7040円
サイズ:38×27×18(mm)
重量:22.2g
電圧範囲:DC4V〜32V
動作温度:マイナス40〜プラス85℃
防水規格:IP66
待機電流:2.0mA以下
接続時電流:10.5mA
通信規格:Bluetooth4.0(BLE)
周波特性:2.4GHz
対応OS:iOS8〜16.5/Android7〜13
report●編集部 photo●永田まさお
キジマ
TEL:03-3897-2167
www.tk-kijima.co.jp