インカムには興味があるけれどあまりお金は掛けられない。そんな人にお薦めしたいのがTEITOのインカムだ。
T2インターコムは、通信距離500m・通話人数4人というスタンダード機だが、2つのブルートゥースチップによりインカム通話中に音楽が聴けるなど高いコストパフォーマンスを誇る。これで実売価格1万円台半ばとは! もちろん日本語のシステム音声を搭載し、国内サポートも受けられるので安心して使うことができる。
また、近年インカムと同様にライダーの関心を集めているのがドラレコだ。T-DRH-01はインカムとドラレコを一体化したモデルで、一般的なフルHD画質を超える2K画質(2560×1440ピクセル)での録画に対応。記録メディアのマイクロSDカードの容量がいっぱいになると古いファイルに上書きするループ録画を搭載するので安心だ。インカム性能は通信距離800m・通話人数6人で、ミュージックシェア機能も搭載。インカムとカメラのオン・オフは独立しているため、カメラを使わなければ最長25時間の連続通話が可能。実勢価格3万円以下とは思えない買い得感の高さだ。
両モデルとも通話音声は聞き取りやすく、音楽再生時でも音質に不満は感じない。その点は価格なりではないことに驚かされた。
T2インターコム
メーカー希望小売価格:2万2000円 本体サイズ:W88×H50×D20mm 本体重量:50g Bluetooth Ver:5.0 最大通話人数:4人 最大通信距離:500m 最大稼動時間:約8時間(通話)、約10時間(音楽再生) 連続待機時間 約15日 防水防塵対応:IP65
デュアルチップを搭載
見通しのいい場所ではカタログスペックどおり500mほどの通信距離を確認。街なかや峠道では短くなるだろうが、実用上の不足はないはずだ。実際のツーリングでは、音楽を聴きながらインカム通話ができる音声ミックスがやはり便利だ
パネルやマイクが複数付属
4人での通話が可能なインカムとしては安価な価格設定にもかかわらず、フルフェイスヘルメット用のワイヤーマイクとオープンフェイス用のアームマイクが付属。6色の着せ替えパネルも同梱されるなど買い得感はきわめて高い
T-DRH-01
メーカー希望小売価格:3万4100円 本体サイズ:W105×H53×D38mm 本体重量:110g Bluetooth Ver:5.0 最大通話人数:6人 最大通信距離:800m 最大稼動時間:約25時間(通話)、約30時間(音楽再生)、約4時間(2K録画)、約6時間(1080P録画) 連続待機時間:約15日 動画形式:MP4 防水防塵対応:IPX6
ボディを回転させて後方も録画可能
本体とマウントの取り付け部には回転アタッチメント機構を装備。撮影動画は上下が逆さまになるが、本体を180度回転させることで後方の様子を録画できる。映像の傾きを調整する角度調整用の3種類のラバーが付属しているので、ドラレコだけでなく楽しい旅を記録するアクションカメラとしても楽しめる
高画質なソニー製レンズを採用
ソニー製レンズを通して2K画質で記録された映像は、前方車両のナンバープレートが判読できるほど鮮明。夜間もヘッドライトの光だけで十分に明るく撮影されており、トンネル出入り口など明暗差が急激に変わる状況でも黒つぶれや白とびを素早く補正する。マイクは本体のものとインカム用マイクに切り替えられるが、本体マイクは風切り音が大きいのでインカムマイクを使うのがお薦め。同時に自分の声も録音できる
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まとめ:編集部 写真:永田まさお/編集部