梅雨どき、そしてその後に待っている暑い夏には、雨の浸入を防いだり暑さを軽減できるアイテムが必要だ。ここでは使用する場面に合わせたグローブとブーツの選び方を解説しよう。
report●片倉義明/編集部 photo●佐藤正巳 illust.●有野 篤
※本記事はMotorcyclist2019年7月号に掲載されていたものを再編集しています。
特化した性能を持つアイテムを選べばこれからの旅がより快適になる!
これからの季節、ライディングウエアと同じように防水性や通気性を考慮してグローブやシューズも選べば快適性を高められる。
とはいえ、一般的に防水性と通気性はトレードオフの関係にあるので、購入時にはどちらを重視するか悩むはず。
通気性に優れるメッシュグローブは各メーカーから様々なタイプが発売されているが、レイングローブのラインアップは少なめだ。
これはつまり、レイングローブを使用する状況が限定的だということ。
普段はメッシュタイプを使うがレイングローブも携帯しておき、天候が悪化したら付け替えるのがいいだろう。
一方、容易に履き替えられないライディングシューズは、使う場面に合わせて最適なタイプを選ぶ必要がある。
例えば、急な天候変化に1足で対応させたいなら防水シューズ、走行速度が遅い街乗りや、すぐに停車できてレインカバーを付けられる状況ならメッシュシューズといった具合だ。
防水シューズなら内部の蒸れを防げる透湿性を持ったタイプがお薦め。
また、季節を問わず足着き性に特化した製品を選ぶことを優先したい人もいるだろう。自分に最適なアイテムで快適な旅を楽しもう。
発汗時のべたつきを低減
TAICHI
RST127 クールライド インナーグローブ
メッシュグローブでも手が汗ばむと付け外しがしにくいが、速乾性のあるインナーグローブを使えば解消でき、さらに装着時のベタつきも抑えられる。
降雨時専用のグローブも是非用意を
KUSHITANI
K-3021 OutDry レイングローブ
アッパーと接着された透湿防水素材のアウトドライにより、内部の蒸れを抑えるレイングローブ。
袖口からの雨の浸入を防ぐためロングカフを採用する。
透湿防水素材で作られた靴下
ROUGH&ROAD
RR7917 OutDry ストレッチオーバーソックス
透湿防水性と防風性を持ち、メッシュシューズでも冷えを防げるオーバーソックス。
ストレッチ性がありフィット感にも優れる。
いっそ完全防水の長靴もアリ
WILDWING
RIN-001 長靴フラミンゴ
長靴に樹脂製のカップやステップに合わせたヒールのカッティングなど、ライディング向けの機能を組み合わせた完全防水ブーツ。
サイドファスナー仕様なので脱ぎ履きも容易だ。
→:【アイテム選びで旅をもっと快適に:その2】"通気性抜群"フットウェア(前編)(順次公開)