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■写真は「機械曲ストレート762サイクロンTYPE-UP政府認証」
ヨシムラ伝統の排気システムストレートサイクロン2モデル!「機械曲ストレート762サイクロン政府認証」/「機械曲ストレート762サイクロンTYPE-UP政府認証」
チューンアップ&カスタムパーツの老舗ヨシムラジャパンから、現行のDax(ダックス)125(JB04)用エキゾーストシステムのストレートサイクロン2点が発売された。
ストレートサイクロンと言えば、1971年のデイトナCB750レーサーに装着した「4-1集合管マフラー」をルーツとし、その後ヨシムラの代名詞ともなったエキゾーストシステムだが、別体サイレンサーを持たず、マフラーが一体型でブラック塗装という不変の直管スタイルで長く人気を獲得しているアイテム。
サイレンサーを持たないストレートサイクロンは、その構造から音量を規制値内に抑えつつ性能を出すのが工夫のしどころだが、同社では長年培ってきたマフラー製作技術により、各規制に適合しつつ、アクセルの開け始めから豊かなトルクフィールを体感させ力強い走りを味わえるものとした。
Dax125用は「機械曲ストレート762サイクロン政府認証」と「機械曲ストレート762サイクロンTYPE-UP政府認証」の2アイテムが用意されるが、前者はエンジン排気部からストレートに後輪右側へ伸びるダウンタイプ、後者は排気部からエキパイが曲げられ上方へ伸び、フレーム右側を通って後方へ向かうアップタイプとなっている。
両者ともに、大口径76.2mmのテールパイプを採用し、迫力のルックスと低音を増したサウンドを楽しめるほか、純正マフラー比で約60%以上の軽量化(純正5.4kgに対して2.2kg)を実現し、軽量化とマスの集中化により軽快な運動性能にも貢献。
また本体はステンレス材使用で耐腐食性を向上させ、つや消しブラックの塗装は耐熱性能を持つ特殊塗料を使用。ストレートサイクロンをアピールする外観としては、ヨシムラの赤エンブレムがマフラー後端横に貼付されるほか、マフラーエンド部にはプレス成型による「ヨシムラ」ロゴがあしらわれる。
そのほか、同TYPE-UPにはライダー足元の熱対策としてカーボンヒートガードを標準装備。ちなみに同TYPE-UPは、マフラーのレイアウト上、熱くなったマフラーとパッセンジャーの足元が接触するおそれがあるためタンデム走行時は十分な注意が必要で、基本的にひとり乗りが推奨される。
機械曲ストレート762サイクロンおよび同TYPE-UPは主要材質がステンレス製で、スペックはいずれも近接排気騒音=86dB/3500rpm、加速走行騒音=77dB。政府認証マフラーJMCA認定で、排出ガス規制および騒音規制適合品(製品2年保証付)。価格は機械曲ストレート762サイクロンが6万500円で7月上旬発売予定、同TYPE-UPが7万1500円(同)で8月中旬発売予定。なお、同2品の装着に際しては、ホンダ純正ガスケットが別途必要となる。
■ダウンタイプの機械曲ストレート762サイクロンは、軽量化と低重心化の効果で軽快なライディングフィールを実現。大口径76.2mmのテールパイプエンドにはプレス成型の「ヨシムラ」ロゴがあしらわれ、横の赤エンブレムがヨシムラサイクロンをアピール。
■ストレート762サイクロンTYPE-UPは、全長はややショート丈とされ、グラマラスなフォルムを演出。また同品は、ライダー乗車時の足との接触に配慮し、カーボンヒートガードを標準装備する。マフラーエンドの口径サイズおよびエンド部の仕上げはダウンタイプと同様。
外観各部を引き締めるカスタムパーツ3点も用意
同じくヨシムラジャパンから、Dax125(JB04)用のカスタムパーツも登場する。
「フェンダーレスKIT」
ひとつ目は「フェンダーレスKIT」。名前のとおり純正リヤフェンダーを取り外し短めの同品を装着することで、後端ボディの印象を引き締め軽量化にも貢献するアイテム。
取り付け方法にも配慮したステンレス製ブラケットは、十分な剛性を確保しつつ小型軽量化を実現。プレート部分はナンバー装着で隠れてしまうものの、ダックスフンドのイラストが肉抜きされるという心憎い演出も施される。
なお、構成部品は前述のステンレス製ブラケット&プレート、取り付けボルト&ナット類、「ヨシムラ」ロゴ入りLEDナンバー灯(配線が必要)、リフレクター(下部にステッカーが付属)となる。国土交通省の新基準(上向き40°保安基準)にも適合し、価格は1万7600円で6月中旬から発売されている。
■テールエンドを引き締めるフェンダーレスKITの構成部品は、ステンレス製ブラケット&プレート本体ほか、取り付けボルト&ナット類、「ヨシムラ」ロゴ入りLEDナンバー灯(配線が必要)、リフレクター(下部にステッカーが付属)となる。
「アルミエンジンケースガードKITクランクケースカバー」
2品目は「アルミエンジンケースガードKITクランクケースカバー」。同品は、ドレスアップ効果を高めつつ転倒時のエンジン損傷やオイル漏れのリスク軽減に貢献するアイテムだが、構成部品はアルミ削り出しのベースプレート、ステンレスのヘアラインプレート、ブラックアルマイトプレートの3点。このトリプルコンビネーションにより、エンジンとの一体感がありつつブラック/シルバーの配色で、コントラストが立体的に映えるのがチャームポイント。
ブラックアルマイト加工されたアルミプレートには、レーザーマーキングで「I’ve Got The Power!」のレタリング加工が施され、程よいアクセントとなっている。価格は1万6500円で、7月下旬発売予定。
■アルミエンジンケースガードKITの構成部品は、アルミ削り出しのベースプレート、ステンレスのヘアラインプレート、ブラックアルマイトプレートの3点。レーザーマーキング加工の「I’ve Got The Power!」のレタリングが、ほどよいアクセントとなっている。
「マスターシリンダーキャップ」
3点目はホンダの現行各車にも対応する「マスターシリンダーキャップ」。ハンドル周りを鮮やかに演出するアルミ削り出し・アルマイト仕上げのブレーキマスターシリンダーリザーバータンクのキャップで、レーザーマーキングによるヨシムラYOSHIMURAロゴのほか、三次元加工により立体感を表現し、緩やかな傾斜を描くプレートラインも特徴的。色はレッドとブラックの2種類で、ステンレス製の内六角ボルト2本が付属。価格は各色とも6820円で、7月上旬発売予定。
■アルミ削り出し、アルマイト仕上げの「マスターシリンダーキャップ」。ヨシムラ/YOSHIMURAのレーザーマーキング加工レタリングが付き、カラーはレッド/ブラックの2色。作業性や耐食性を考慮してステンレス製六角ボルトが付属。
レポート●阪本一史 写真●ヨシムラジャパン
ヨシムラジャパン(お問い合わせ窓口)
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