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A.S.H.クオリティの真髄<#17> 「A.S.H.(アッシュ)」オイルに欠点はない!? 中間グレードの「VSE MOTO-SPEC」で回してみても、好感触と安定感が持続!

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最上位FSEから中間VSEに変更しての確認

こんにちは、カメラマンの小見です。
以前、アッシュの最上位グレードであるFSE MOTO-SPECを使用し、素晴らしい潤滑性や熱耐性を堪能できたことが記憶に強く残っています。高回転域での伸びの良さ、そして胸のすくような加速を、今やロートルと言えそうなZZR600が取り戻しました。
なるほど、アッシュ最上位グレードのFSEにはほとんど欠点というものが見当たりませんでした。
唯一気になったのは、バイクにかけられるお小遣いに制約のかかる所帯持ちの懐具合との相性。FSEまでの性能でなくてもいいから、それに近い性能でおサイフに優しいオイルは……?と考えることがあっても、それはいちバイク乗りとしての率直な心境ではないでしょうか。私も撮影機材の故障とか、不意打ちでの出費とかがあって、本業もイロイロ大変なのです。家族の学費とかもありますし(これがいちばん大変)。
という率直な事情も踏まえ、中間グレードであるVSE MOTO-SPECを試してみます。粘度は純正指定と同様10W-40で、カワサキの指定量を注入。ちなみに、メーカー希望小売価格では、前述100%エステル化学合成オイルFSEが6,010円/1L、100%VHVI+PAO+エステル化学合成オイルVSEが3,234円/1L。なお、VSEの配合情報として「PAOとエステル化学合成オイルがけっこうリッチに入っています」とメーカーから聞けました。期待が膨らみます。

 ■イエローのラベルがVSEの目印。さて、どんな感じでしょう。

完全に抜き取ってのオイル交換

まず、それまで入れていたFSEを完全に抜き取りました。このオイルは市街地、高速、そしてサーキットでは大排気量車にはあるまじき操作方法の(?)半クラ全開など、そこそこ荒い使い方をしてみた結果、汚れこそ目視ではっきりと分かるほど混入していましたが、機能的にはそう落ちてはいませんでした。昔使っていたレーシングオイルとは全く比較にならない性能でありました。
名残惜しいFSEですが、なるべく完全に抜き取るために、時間を十分かけて排出します。その間、時間調整には近所で名物の自然体大盛りの海苔弁当を食べます。
お腹もいっぱいになりまして、ポタポタと垂れていたオイルが出切ったのを見計らい、ドレンボルトをきれいに清掃してから閉鎖。オイル点検窓を確認しながらVSEを徐々に入れて、途中で軽くアイドリングさせた後に追加を注入。
回り具合はFSE同様に軽やか。ノイズも少なく、とても良い感じ。
気持ちをリセットして、道路の空いた時間帯にじっくり走ってみることにします。

 ■アンダーカウルを外して、オイル抜き取りの支度をします。

 ■オイル処理ボックスを購入して廃油処理の準備もOK。あとは17mmのボックスレンチとプライヤーくらいかな?

 ■抜き取ったFSE、そこそこ酷使したため、さすがに色はこんな感じで黒いものでした。

■じっくり抜き取るために用意した“評判の海苔弁当”。ものすごいボリュームで、わりと大食いの私も満足。

 ■1滴も無駄にはしないよう留意して、VSEを給油。

 ■レベル点検窓で量の確認。3Lを入れたところでこのくらいの位置になった。 残りひと缶から少し補充したらアッパーとロワーの中間、少し上まで給油完了。

不要なメカニカルノイズがなく、高い静粛性

まだ気温の低い2月終盤と3月の初頭、ZZRで走り出しました。
さてVSEを入れたエンジンの感触は……何だか心持ち、握るクラッチレバーが軽くなったような気がしました。
クラッチワイヤーに特に給油した覚えはないので、クラッチプレート間に入ったオイルが滑らかなのかな? かつて他社の純正オイルをゼファー750に入れたとき、クラッチに滑りを生じたことがあったのですが、そんな心配は杞憂に終わり、車速ゼロからの発進~加速に全く問題なし。
深夜の住宅街、県道をスイスイと走り、国道も制限速度付近で周囲の四輪と一緒に走ってみます。エンジンから聞こえてくる音は澄んだ音で、メカニカル音はほとんどドライブチェーンの音くらいしか聞こえません。
郊外に出て、住宅から十分に離れた田園地帯。少し回転を上げてみます。半クラで急加速させてみたりも。それでもクラッチは全く滑らず、フロントがすぅっと上がります。駆動ロスの気配はありません。高速道路に上がって一定速度で巡航してみると、エンジンの感触はパーシャルが保ちやすく落ち着いて走っていられました。SSにありがち(?)な、「もっと回せ~」的にエンジンが催促してくる感じはせず、冷静です。

 ■テストしていたころ、気温は少し暖かくなったものの花粉がふんだんに舞いはじめた。メーターにも黄色い粉が……。鼻炎薬を自分に投入して、じっくり走ってみました。

 ■ノーマルマフラーの音とチェーンの音だけが深夜の県道を流れます。本文で書きましたが、クラッチが軽やかで、繋がったときと切ったときのメリハリが小気味良い。

 ■国道のジャンクションで、駆動をあまりかけずに緩やかな加速でコーナーを流してみる。ツーリングでよくある走行パターンの感触も上々。

エンジンのオペレーティング温度を低く抑えたままの走行となりました


途中で、少々いじった現行フェアレディZがレーダーのあるエリアを通過するや並走してきて仕掛けるそぶりをしてきたので、ちょっとだけ追走加速してみるとエンジンの回り具合は十分に良く、法定速度をすぐに超えてしまう。「あ~、ヤメやめ」と切り上げて再び淡々と距離を稼ぎ、その晩150kmほどの距離を走って帰宅。
加速のフィーリング、クラッチの断続の明快な感触、そして特筆すべきは発熱量が抑えられているよう感じられたのが市街地~高速道路での試走で得られた感触でした。
外気温が低めだったとはいえ、パワーバンドに入れて走っても水温計の針が左に寄ったまま。これはもしかすると、冬季にはラジエターとオイルクーラーを少し塞いでもいいくらいなのでしょうか?
また、変速機のシフトの入り具合は年式なりにガタや、ハーフニュートラルになりやすいギヤがあるので、それを加味して操作してみると至ってスムース。クラッチを使わずにスロットルの戻しだけで“オートシフターごっこ”をしてみても、シフトアップがしやすかったです。

 ■これは別の日。先行のトラックと車間を十分空けて有料道路のゲートを通過。加速車線で加速の感触をみます。後ろに続く車両がいなければ、大抵このくらい車間を空けています。

 ■周回コースを設定して、近距離ずつ距離を稼いでいく途中のオドメーター。

 ■閉鎖空間のコースでかなり回した後。外気温が低いためか、すぐに冷えてしまう……VSEは放熱性も良いのでしょうか。夏場も試してみたいもの。

いちど熱を入れた後も、VSEの安定度は変わりません


一方、クローズコースでの全開テストでは? 特定施設の敷地で、ZZR600の排気音が甲高い音になるとき……それでも集合マフラーのような轟く音にはならないので、精神的高揚感を抑えて冷静にものを見やすいところが自分にとって良い点です。上の回転での伸びは十分に良く、レッドゾーン手前まで引っ張ってみても、FSE比較でもさほど遜色がありません。走行後、別のオイルであれば粘度が落ちるような状況(筑波サーキットで古い車両の走行後のアイドリング回転数が上がったような状況)でも、ZZRのアイドリングはほんの少し上がる程度でじきに安定。VSEって、このままレースで使えるでしょ?と思いました。
機会があったら、昔制作して走らせた空冷のナナハン等旧車レーサーで試してみたい安定ぶりです(もう手元には一台も残っていないのが残念ですが)。
数日間、さまざまな状況で走らせてみてVSEの安定ぶりを十分堪能しましたが、意図的に日にちを空けてもういちど確認でエンジン始動→市街地で超スロー走行。ここでもしも劣化の傾向が見られれば要注意状態なのですが、安定度は相変わらず。VSEは納得のオイルでした。
春先、困った花粉の季節が落ち着いたら、ツーリングに出かけるのがとても楽しみになりました。

 ■熱をある程度入れた後、VSEは変化していないだろうか?という疑問は解消。 今回程度の熱の入り具合と500km程度の走行では、劣化は全く見られません。


もう一台! カワサキKLX125にはベーシックグレードの「PSE MOTO-SPEC」を入れて、ダート走行でも回してみる!

■「PSE MOTO-SPEC」 部分エステル化学合成オイル。メーカー希望小売価格は2,739円/1L。

軽量級バイクに最適な経済性の高いグレードのPSE、10W-40を近郊移動と山岳ロケで愛用のKLX125に入れてみました。
古いオイルを時間をたっぷりとかけて抜きとり、クランクケースのオイル注入口のレベルゲージで注入量を確認し、オイル交換を完了。それまでのオイルとの違いは、レーシンググレードほどの驚きこそないもののエンジンからのノイズは低減しています。
走り出すと、ギヤチェンジのシフトタッチは軽快で、気持ちよくスチャスチャと変速しやすい。シフトアップでは、アクセルの微妙な戻しと足のアクションだけでシフトアップしてみてもショックは少なく愉快に走れます。舗装路でこれがしやすいのは、ダートを走る際に連続したギャップ等でノークラッチでグリップをしっかり握ったままシフトしたいようなケースでもチェーンに与える衝撃が少なく済むかもしれません。
数日間の短距離ツーリングや、公道ではないクローズドのダートで少々ペースを上げて走った後の日常使用でも、感触の低下はほぼなし。この感じなら山岳レースの追走撮影にも安心して使えるでしょう。コストパフォーマンスにとても優れたオイルといえそうです。

 ■小排気量だと、1Lの1缶を使うかどうかといったところ。こぼすことなく慎重にPSEを注入し、少しアイドリングしてからオイルレベルを確認。

 ■程よくゲージのアッパーまで、規定量を入れ、これでオイル交換は無事完了。近郊走行後、暖機~走行後の冷えるまでの経過時間は良好。


ブレーキフルード「SUPER DOT4」への交換で、操作性が上がり、楽しいマシンになった!

■「ブレーキフルード スーパーDOT4」。

エンジンオイルで非常に調子の良い、アッシュのラインナップ。体験したFSE、VSE、PSEのMOTO-SPECには大変信頼性を感じました。となると、同アッシュブランドからはブレーキフルードもリリースされているので、そちらも試してみたくなるというものです。
昨年秋のサーキット走行時に過熱気味だったZZRのリヤブレーキと、軽量車体でこそ違いが分かりやすいのでは?と考えられるセカンド機KLX125のブレーキ、さっそく両車の前後にアッシュのブレーキフルード「SUPER DOT4」を入れ、さまざまな状況で使用してみました。
ZZRのリヤブレーキは若干キャリパーピストンが汚れていたため、清掃と潤滑を施したのちにアッシュSUPER DOT4に入れ替えます。マスターシリンダーやキャリパー内部に残る古いフルードを押し出しながら交換していきます。キャリパーに取り付けた透明なチューブの中をクリアなフルードが流れ、泡も混じらないようになったら、ブリーダーバルブを閉鎖して、きっちりと固定。ブレーキレバーを握った感触からして、しっかり感が向上しています。
雨天時でも握り過ぎでロックさせないようコントロールするのは容易でした。ドライ時に急制動を試してみると、フロントはフォークが思い切り沈むところまでと戻りの瞬間のレバーコントロールもしやすいものに。リヤブレーキの方は、コーナーに入りながらリヤブレーキを軽くかけて車体後部を少し沈めて安定させながらアクセルを開けるような乗り方で、コントロールが以前よりもしやすくなりました。レバーを握った分、踏み込んだ分の効きに、リニア性が向上したように感じます。
車重がそこそこあるので、長い下り坂でベーパーロックはどうかと試してみても、以前の古いフルードのようにアツアツになって効きが落ちるようなことにはならず、安定していたことを報告できます。
一方で、軽量級のKLX125では反応の向上が一層ハッキリ分かりました。フロントの効きは以前以上にカッチリ感が向上したのはZZRと同様です。が、リヤのコントロール性が面白いくらいに良くなり、遊び心が刺激されることに! 早い話が、ブレーキをロックさせたいときとさせたくないときのコントロールがしやすくて、「これなら、ABS要らないなあ!?」と思うほど。
ノーマルのブレーキでこんな感触なのですから、高性能な海外製ブレーキシステムがきちんと装備されたマシンでSUPER DOT4を使えば、スポーツ走行が楽しそう! キャリパーの整備やホースの点検がしっかりされている昨今の車両であれば、きっとどなたもそう感じるのではないかと思いました。
個人的には、ジムカーナ上級者のライダーがガンガン使ってどのように感じるだろう?と期待させるブレーキフルード。もしかするとブレーキを多用するようなエンデューロコースでも使いやすいかもしれません。
街乗りでブレーキがコントロールしやすいと、運転慣れしていない高齢者のクルマに追走しても何となく気持ちが落ち着いていられるのも意外な美点でした。
郊外の無人区間、やや速度を上げたままのところから一時停止のラインでピッタリと止まってみる急制動気味なテスト、続いては舗装してある場所でのブレーキターン、他にも色々な条件を試してみましたが、意のままにブレーキが効いてくれるのは軽量級の面白みを深めてくれます。これは、優れたブレーキフルードです。

 ■フロントマスターシリンダーの中身を吸い取り、マスタータンク内部も清掃。キャリパーに繋いだ透明ホースから汚れた古いフルードが出切って、きれいな新品に十分入れ替わるまでレバーをニギニギ、ブリーダーの開閉を繰り返し、エア抜き。

 ■一方でリヤはピストンの汚れを確認して、若干掃除。フロント同様にホースの中身~キャリパー内部の残っている旧オイルをできるだけ追い出して新しいフルードに入れ替えました。

 ■車載カメラで走行時の動きを後から確認してみると、リヤブレーキをかけたときのスイングアームの上下動の滑らかさが確認できました。荷重や車体姿勢を任意に変えたいときのコントロール性向上は、心地良いもの。

 ■KLX125のリヤマスターはフレーム内側に入り込んでいます。古いフルードを抜くときは、手持ちの樹脂容器で吸い取るようにある程度抜いてからペーパータオルかティッシュで残りを拭き取り。フレームからマスター、リザーバータンクを外しておき、できるだけ外側まで移動させてから新しいSUPER DOT4を慎重に注入します。

 ■見通しの良い郊外の交差点。遅らせ気味のブレーキングでテスト。フォークがかなり沈んだ状態でロック寸前の減速。停止線手前で安定して止まりやすくなりました。

 ■緊急回避を想定した舗装された場所でのブレーキターン時、リヤブレーキ周辺。路面を荒らさない程度にダートで遊ぶにも、使いやすさの向上は嬉しい。

レポート&撮影●小見哲彦

問い合わせ●ジェイシーディジャパンTEL075-644-4176


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