サイン・ハウスは、2017年の登場以来高い人気を誇るインカム、B+COM SB6Xのリニューアルモデル「SB6XR」を2月17日に正式発表、同日を受注予約開始日とし、3月24日から発売する。
今回のリニューアルは、既報のとおり半導体不足などの影響を受け、SB6Xの供給が不安定になったことによるもの。ただし、同時にさまざまな改良が施されていることも見逃せない。
まず連続使用時間だが、バッテリーの容量アップと回路の見直しによって音楽再生時は18→24時間に、インカム通話時も16→22時間と大幅に伸びた。これだけ長く使えれば、1泊2日程度のツーリングでも電池切れは気にならないはず。通勤や通学で音楽を聴くのならバッテリーは1週間は持つだろう。
サイズは、SB6XのH45.7mm×W106mm×D24.9mmから、H45.7mm×W107mm×D23.6mmとなった、長さや高さはほぼ変わらないが、バッテリー容量アップにもかかわらず約5.2%薄型化され、重量もSB6Xと同じ53gをキープしている。
デザインでは、デバイスボタンがB+COM ONEのような立体的な形状となり、上下のボタンも幅広化されたことで操作性が向上。グローブを付けたままでもクリック感が分かりやすくなったという。
ベースプレートにはロック機能を追加。ズレを防ぐとともに、よりスムーズな着脱が可能になった。なお、このプレートやスピーカー、マイクはSB6Xと互換性があるので相互の流用可能だ。また、マイクコードやスピーカーのコネクター部の耐久性も高められている。
交換可能なフェイスプレートはB+COMの特徴の1つだが、SB6XRにももちろん採用。カラー&グラフィックは、赤、青、白、黒の単色と、日の丸やカモフラージュ柄やマーブル柄、白地に赤×青のラインの計8種類を用意する。なお、このフェイスプレートはSB6XR専用となる。
他社のインカムと接続できるユニバーサル接続機能はもちろん、定評ある音質や最大6人が簡単な操作で接続できるB+LINK、日本語の音声ガイダンス、インカム通話中でも音楽などを聴ける「聴きトーク」やオーディオシェア機能、設定を目で見ながら確認できるスマホアプリ「B+COM U Mobile APP」などはしっかり継承。ちなみに、B+LINKには仲間と離れてしまい接続が切れても、近づいたときに自動復帰する機能が備わっていたが、SB6XRでは僅かながら従来型よりもスムーズに接続できるようになったという。
気になる価格は、シングルユニットで3300円、ペアユニットで6600円アップした。もっとも、昨今の原材料費や輸送費の高騰を考えれば十分お値打ち価格と言っていいだろう。
SPEC
価格:シングルユニット4万4000円、ペアユニット8万5800円
本体サイズ・重量:H45.7mm×W107mm×D23.6mm(アンテナ部除く)・53g
スピーカーサイズ:φ40mm×D10.7mm
防水防塵性能:IP67相当
連続使用時間:インカム通話時最長22時間、音楽再生時最長24時間
充電時間:約3時間
最大通話人数:6人
Bluetooth Ver.:Bluetooth5.0(出力レンジ:Class1/Class2)
対応プロファイル:HSP、HFP、A2DP、AVRCP
まとめ●モーサイ編集部 画像●サイン・ハウス
※2023年3月13日記事更新:発売日を変更。
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