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人気の防寒用品ゆえに数多くリリースされるグリップヒーターは、どれを選べばいいか迷う人も多いだろう。まず、グリップヒーターには大きく分けて交換型と巻き付け型の2タイプがある。
交換型は元のグリップラバーを外してグリップヒーターに付け替える作業がやや複雑だが、握り心地に優れる。そのうちスイッチ別体型はハンドル周りがやや煩雑になるが、好みの位置にスイッチボックスを装着できるのがメリット。
一方、最近増えているスイッチ一体型はグリップから手を離さずにオン・オフや温度調整が可能だ。
巻き付け型はグリップの上にヒーターを取り付けるタイプ。グリップ径は太くなるが、電源の配線を除けば装着の手間が掛からず、使わないときは外しておける。
グリップヒーター GH10
本誌のお薦めは一般的なグリップと変わらないグリップ径φ32mmを実現したキジマの交換型グリップヒーターGH10。通常、一度装着したグリップヒーターはシーズンが終わっても取り外さないため、この握りやすさは魅力的だ。スロットルパイプを内蔵したことで、交換型のネックだった装着が容易になったのもうれしい。
5段階の温度調節や、LEDインジケーター内蔵のスイッチ一体型グリップ、使用中にバッテリー電圧が12V以下になると自動的に停止する電圧制御機能など、使い勝手も◎。発売以来、同社の代表格として好評を博している汎用グリップヒーターの決定版と言える。
価格:1万7600円
サイズ:120mm(内長117mm・外径φ32mm)/130mm(内長127mm・外径φ32mm)
対応ハンドル径:φ22.2mm
消費電力:7.4W(レベル1)~34.8W(レベル5)
温度レベルを調整可能
イグニッションをオンにしてグリップヒーターが通電した状態からスイッチを押すと温度レベル1(出力20%)となる。その後はスイッチを1回押すごとに20%ずつ出力がアップし、最大のレベル5(出力100%)まで5段階に温度を調整可能だ。レベル5からさらにもう1度スイッチを押すか、そのほかのレベルでスイッチを3秒長押しすると電源オフとなる。なお、長押しでオフにした場合、スイッチを押すと直前の温度で再加熱されるメモリー機能も搭載している。
グリップエンドは貫通/非貫通タイプ両方に対応
グリップエンドは貫通タイプだけでなく、オフロードモデルなどに多い非貫通タイプにも対応している。貫通タイプの場合は純正バーエンドなどを装着し、非貫通タイプは付属のエンドキャップを取り付ける仕様だ。
グリップへの取り付けも容易
他のモデルもオススメ
グリップヒーター GH08 プッシュスイッチタイプ(標準ハンドル用/インチハンドル用)
価格:8800円/9350円
対応グリップ径:φ22.2mm/25.4mm
グリップ外径:φ33mm/φ37mm
全長:115、120、130mm/130mm
消費電力:21~36W
グリップヒーター GH05-2 巻き付けタイプ
価格:5720円
サイズ:95×100mm、105×100mm
消費電力:18~ 36W
レポート●モーターサイクリスト編集部 写真●キジマ
キジマ
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