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バイクブームの再来と言われ、若者や女性のライダーも増え活気づいてきた2022年。二輪業界の盛り上がりを反映するようにバイク用品も面白いアイテムが多く登場した。そこで一年の総括として、数々のアイテムを扱ってきたモーターサイクリスト編集部のスタッフが本当に使って良かった逸品をピックアップし、オススメの理由を解説する。
インカム部門のイチオシはサイン・ハウスの「B+COM ONE」だ!
SYGN HOUSE「B+COM ONE」
価格:3万1900円(アームマイク/ワイヤーマイクUNITともに)
最大通話可能人数:6人
本体サイズ:W94.8×H42.1×D23.2mm
本体重量:43g
Bluetooth Ver.:Bluetooth5.0
出力:Class1
対応プロファイル:HSP、HFP、A2DP、AVRCP
インカム通話:最大約12時間
携帯通話&音楽再生:最大約14時間
充電時間:約2時間
防水:IP67相当
セット内容:本体、スピーカー、マイク、ベースプレート、各種スポンジ・面ファスナー類、USB Type-Cケーブル
最大連続動作時間はSB6Xの16時間に対し、ONEは14時間と必要にして十分。さらにONEの方が20g近く軽くて薄くコンパクト。そして同シリーズ最大の特徴である音質の良さに関しても両者の違いは皆無─と書くと余計悩んでしまうかもしれないが、どれを選んでも決して後悔しない完成度の高さが魅力のシリーズであることは確かだ。
高音質と洗練されたデザインで、ツーリングライダーかから絶大な支持を得ているサイン・ハウスのインカム「B+COM(ビーコム)」シリーズは、ハイエンドモデルのSB6XとプレミアムスタンダードのONE、一人での使用を前提にしたPLAYの3種類が用意されている。
相手との会話を楽しみたい場合、SB6XかONEのどちらにすべきか悩みどころだが、最大の違いは「聴きトーク」と呼ばれる、音楽やナビの音声案内を聞きながらほかの人と会話できる機能の有無。これはブルートゥースチップを2つ搭載するSB6Xならではの機能で、チップが1つのONEでは、例えば音楽を聴いている最中に相手に話し掛けたくなった場合は切り替えが必要になるが、一人で走ることの方が多かったり走行中に音楽などを聴かない人、パッセンジャー専用とするのであればONEでも不都合は感じないだろう。
直感的に操作可能
専用アプリで接続や操作を可視化
専用スマホ用アプリ「B+COM U Mobile APP」で本体のボタンを操作せずとも簡単確実な設定が可能。簡単にグループ通話(最大6人まで)が開始できるB+LINKのメンバー登録や接続状況、接続しているデバイスの操作や設定、Siriをはじめとする音声アシスタント機能の起動状況など、さまざまな情報を可視化する。Android用とiOS用がある
快適性が向上するオプション品
他のモデルもオススメ
音楽とナビを聞きながら通話可能な「B+COM SB6X」
SB6XはシングルUNITと、お得な価格のペアUNITが用意され、マイクもフルフェイス用のワイヤーマイクとシステムヘルメットおよびオープンフェイスヘルメット用アームマイクを両方同梱。なお、ONEはシングルのみでワイヤーマイクとアームマイクいずれかのUNITを選ぶ。
シングルUNIT価格:4万700円
ペアUNIT価格:7万9200円
最大通話可能人数:6人(V3.0以降)
Bluetooth Ver.:Bluetooth 4.1
出力:Class1/Class2
最大インカム通話時間:約16時間
最大携帯通話&音楽再生時間:約18時間
※先日「SB6X」の生産終了が発表され、新ハイエンドモデル「SB6XR」が2023年春頃に発売予定とのこと。
ソロライダー向けのお手頃モデル「B+COM PLAY」
B+COM史上最小ボディで、スマホをはじめとするブルートゥースデバイス(2台同時接続可能)と接続して音楽やナビ音声を聞ける。付属のワイヤーマイクでハンズフリー着信への通話対応や音声アシスタント機能も使えるようになる。
価格:1万2980円
通話機能なし
Bluetooth Ver:.Bluetooth 5.1
出力:Class2
最大稼働時間:音楽再生約12時間
report●高野栄一 photo●北村誠一郎
サイン・ハウス
TEL:044-400-1979(サポートセンター)