ヤマハ FJ1100開発ヒストリー「空冷で最高速230km/h超」80年代、世界最速を目指したマシンが生まれるまで

FJ1100 ヤマハ 1984
1984年に輸出専用モデルとして登場したヤマハ FJ1100。125馬力を発揮知る1097cc空冷4気筒エンジンを搭載し、当時、0-400m加速10秒43という世界記録を樹立した
FJ1100 ヤマハ 1984
前後16インチのタイヤによる、低くうずくまるようなフォルムのヤマハ FJ1100。タイヤサイズはフロントが120/80V16、リヤが150/80V16。マフラー後端は大型サイドバッグの装着を考慮してあまり上方を向いていない
FJ1100 エンジン ヤマハ 1984
ヤマハ FJ1100のエンジン。排気量1097ccのDOHC4バルブ空冷並列4気筒で、最高出力125ps/9000rpm、最大トルク10.5kgm/8000rpm。圧縮比9.5、ボア×ストロークは74.0mm×63.8mm
FJ1100 エンジン ヤマハ 1984
ヤマハ FJ1100のエンジンの透視図。カム駆動にはサイレントチェーンを使う。センターカムキャップとバルブ挟み角の大きさがこのエンジンの特徴だ。バルブはIN=29mm径、EX=25mm径
FJ1100 ラテラルフレーム ヤマハ 1984
「エンジンの良好な整備性」も重要なテーマだったヤマハ FJ1100。タンクとシートを外せすだけで、キャブ、ヘッドまわりの整備が可能。リヤサブフレームも脱着式となっている
FJ1100 ラテラルフレーム ヤマハ 1984
ステアリングヘッドパイプがフレーム先端より内側に組み込まれた独創的な角パイプフレーム=「ラテラルフレーム」を採用したヤマハ FJ1100
FJ1100 エンジン ヤマハ 1984
走りの要求から生まれたヤマハ FJ1100のラテラルフレームだが、良好な整備性というメリットも有していた
FJ1100 ラテラルフレーム ヤマハ 1984
ヤマハ FJ1100のフレーム重量は、鉄の角パイプ製の本体が20.5kg。アルミのスイングアームは4.2kg
FJ1100 ヤマハ 1984
ヤマハ FJ1100のフロントサスペンションはアンチノーズダイブを装備するエアー併用式の正立フォーク、リヤサスペンションはプログラム式アジャスターを備えたリンク式モノショック
FJ1100 ヤマハ 1984
ヤマハ FJ1100(1984年型)。
FJ1100  1983 東京モーターショー ヤマハ
ヤマハ FJ1100は輸出専用モデルであったが(当時の国内市場は750ccまでという自主規制があった)、1983年の東京モーターショーでも披露された
ベンチャーロイヤル ヤマハ 1983
この画像の記事ページへ
  1. 『スーパーカブ50』の歴史を辿ってみる。原付だから多くの人に愛された。

  2. 末永く楽しい安全なバイクライフのために「Find YOU SafetySense♪」

  3. CL250はセカンドバイクじゃない。この250ccは『メインの1台』になり得るバイクだ!

  4. ダックス125でボディサーフィンを楽しむ。バイクがあれば遊びはもっと楽しくなる。

  5. Rebel 1100〈DCT〉は旧車を乗り継いできたベテランをも満足させてしまうバイクだった

  6. 定年後のバイクライフをクロスカブ110で楽しむベテランライダー

  7. CL250とCL500はどっちがいい? CL500で800km走ってわかったこと【ホンダの道は1日にしてならず/Honda CL500 試乗インプレ・レビュー 前編】

  8. 【王道】今の時代は『スーパーカブ 110』こそがシリーズのスタンダードにしてオールマイティー!

  9. 新車と中古車、買うならどっち? バイクを『新車で買うこと』の知られざるメリットとは?

  10. ビッグネイキッドCB1300SFを20代ライダーが初体験

  11. どっちが好き? 空冷シングル『GB350』と『GB350S』の走りはどう違う?

  12. “スーパーカブ”シリーズって何機種あるの? 乗り味も違ったりするの!?

  13. 40代/50代からの大型バイク『デビュー&リターン』の最適解。 趣味にも『足るを知る』大人におすすめしたいのは……

  14. ダックス125が『原付二種バイクのメリット』の塊! いちばん安い2500円のプランで試してみて欲しいこと【次はどれ乗る?レンタルバイク相性診断/Dax125(2022)】

  15. GB350すごすぎっ!? 9000台以上も売れてるって!?

  16. “HAWK 11(ホーク 11)と『芦ノ湖スカイライン』を駆け抜ける