61年前の大健闘 ホンダがマン島TT初挑戦で崩した“世界の壁”

1953年に行われた全日本選抜優良軽オートバイ旅行賞パレード(名古屋TTレース)。国内にサーキットは存在しないため、コースはもちろん一般道。コースは非舗装路もあり、店頭やフレーム折損などのトラブルが続出したという。
カウルの風洞テストとポジション決定する試験の様子。世界挑戦はこうして始まった。
RC141のストリップ。この写真が撮影された当時、エンジンの中身はまだ完成してなかったという。
ホンダは参考車両としてモンディアルを購入。
マシン開発を進めるため、1958年に急造された荒川のテストコースしかし、直線のみのコースであった。
1ヶ月前からマン島に入り、ホテルの部屋にエンジンを持ち帰り整備を続けるメカニック。裸でエンジンを覗き込むのは’64年から’67年までチーム監督を務めた秋鹿方彦。
ピットに整然と機材を配し黙々と作業を進める関口整備主任。壁にはタイムスケジュールなどが張り出されその整理ぶりも周囲を驚かせた。
コースをよく知る為にマン島コースをCB150で走り、その高低差を研究した。写真は谷口尚己、クリプスコース・モーニイI地点にて。
谷口尚己はマン島のコーナーラインをつかむのに苦労したが、見事6位入賞を成し遂げた。
鈴木淳三が乗るRC141はトラブルに見舞われたが、完走を果たして11位にはいった。
鈴木(淳)とT・ロブのスタンド前の接戦、やがてロブはホンダに乗ることになる。
左より7位鈴木義一、11位鈴木淳三、6位谷口尚己(たにぐち なおみ)、8位田中禎助でメーカーチーム賞を獲得した。
スタート直前の谷口。ツナギの胸には、渡欧直前に事故で落命した僚友秋山邦彦の遺影が納められていた。谷口は秋山の代役としての参戦だった。
2年目のマン島を走る谷口の貴重なカラー写真。アルミ叩き出しのカウルやメッキを施したマフラーなど、初期ホンダRCの特徴が良く分かる。
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