【ホンダ初代モンキーZ50M】(1967年)を詳細解説「遊園地の乗り物から発展した公道最小のバイク」

Z100 ホンダ 多摩テック モンキー
開園当時の多摩テックで撮影されたと思われる遊具用Z100(1961年)。公道市販車モンキーの原型となったモデルだ。
Z100 CZ100 ホンダ モンキー
左はモンキーの原型と言える遊具用バイク「Z100」(1961年)。右は、それをベースにした海外向けレジャーモデルのCZ100(1963年)。
モンキー Z50M ホンダ
初代モンキーZ50M:前後5インチ小径タイヤ、折りたたみ式ハンドルや低く倒せるシートなど、クルマのトランクに載せることも重視された
モンキー Z50M ホンダ
初代モンキーZ50M:当時のカタログには「レジャーを楽しくする折りたたみ式小型バイク」とうたわれた。なお、小ぶりで愛らしいと評されたポイントのひとつ、前後5インチホイールは同車が最初で最後、次のモンキーからは8インチへと大径化された。
モンキー Z50M ホンダ
初代モンキーZ50M:あくまでトコトコとゆっくり走るのが楽しいモデルだ。ちなみにカタログスペック上の最高速は45km/hとなっている
モンキー Z50M エンジン ホンダ
初代モンキーZ50M:エンジンはスーパーカブ50(1966年)用がベース。吸気ポートやキャブ(ケーヒンPW10)小径化、コンパクトなアップタイプマフラーなどにより、同車専用にデチューンしている。最高出力は2.5ps
モンキー Z50M エンジン ホンダ
初代モンキーZ50M:シリンダーに対してほぼ90度立てられたキャブレターの配置などに、コンパクト化の工夫が見える。トランスミッションは自動遠心クラッチの3速で、ニュートラルを挟み、1ダウン2アップ。
モンキー Z50M タンク ホンダ
初代モンキーZ50M:クルマのトランクへ横倒しで積んだ際に燃料が漏れないように、キャップ上面に積載時の漏れ止めレバーが付いた燃料タンク。容量は2.5L。
モンキー Z50M ハンドル メーター ホンダ
初代モンキーZ50M:ヘッドライトボディ上にビルトインされる速度計は、30km/h以上に赤帯が記された日本精機製。ハンドルトップブリッジ上左右の黒いダイヤルが、ハンドルを折りたたむ際に緩め/固定するレバー。
モンキー Z50M シート ホンダ
初代モンキーZ50M:シート裏のストッパーを解除すると、後方に倒れて低い位置となるシート。シート後端がテールライトを破損をカバーする役目も果たす。
モンキー Z50M マフラー ホンダ
初代モンキーZ50M:排気ポートからつながるおむすび断面形状の箱型アップマフラーもM型の特徴。排気菅にはヒートガードが付き、運搬時の火傷への配慮がなされる。
モンキー Z50M タイヤ 前輪 ホンダ
初代モンキーZ50M:小ぶりなヘッドライト、4.00-5インチの太めな小径タイヤ(純正は日東製)が特徴。撮影車はブリヂストン製トレールウイングを装着。ブレーキは1リーディングの110mm径ドラム
モンキー Z50M タイヤ 後輪 ホンダ
初代モンキーZ50M:フットブレーキレバー部後端が、直接後輪ドラムのアームを作動させる機構は、同車をコンパクトに作る工夫のひとつか。
モンキー Z50M ホンダ
1967年に発売されたホンダの初代モンキー、Z50M。当時の新車価格は6万3000円
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