お役立ちノウハウ

最強モデルはどれだ!? 航続距離の長い90~125ccスクーターベスト10

レギュラーガソリン1Lの価格が90円を下回っていたのは遠い過去の話。
近い将来“リッター200円時代”の到来も予測される今、「燃料1Lでどれくらい走れるのか」、つまるところ、「燃費」を知っておくことの重要性は増すばかりと言える。

「燃費」とは一定容量当たりの走行距離、あるいは一定の距離を走行するのに必要な燃料の量を示すが、単位は国や地域で異なる。
ちなみに日本ではおなじみの㎞/Lである。

ところで皆さんは「WMTCモード値」というものを知っているだろうか。
最近は2輪国内4メーカーのカタログなどの燃費表記でよく見るが、「名前は知っているけどよくわからない」、「要は燃費みたいなことでしょ?」といった方たちも多いだろう。
ここで改めて紹介させていただく。

「WMTCモード値」というのは、国連自動車基準調和世界フォーラムで制定された排出ガス試験法で、シャーシダイナモ(パワーチェックなどで見る、タイヤをローラー上で回せる機械)上で走らせた排ガスのデータから算出される数値であり、世界統一基準のことだ。
世界的に見ればWMTCモードで燃費を測定するのが一般的で、これは排気量と最高速で5つのクラスに分類されている。
5つのクラスごとに、“乗車1名、気温25度、タイヤはメーカー指定空気圧で走行した際の測定値、発進・加速・停止などの走行パターン”と、走行条件を細かく設定して計算されたのがWMTCモードのデータで、これまでの「定値燃費値」より現実に近い値になると言われている。

そこで今回、WMTCモードの数値と燃料タンク容量を掛け合わせた距離数を「満タン航続距離」とし、コミューターの利用者が多い90cc〜125ccカテゴリーで、満タン航続距離が長いモデルのランキングベスト10を作成した。

 

 

10位.SUZUKI アドレス110

●トリトンブルーメタリック

満タン航続距離 254.3km

他のアドレスシリーズよりも少し小さい、112cc単気筒のSEP(スズキ・エコ・パフォーマンス)エンジンを搭載。
車重は99kgと軽量で、48.9km/LのWMTCモード燃費と5.2Lの燃料タンクにより250kmを越える航続距離を実現。
走行安定性を高める14インチの大型ホイールや、フルフェイスヘルメットとグローブなどの小物が納まる20.6L容量のトランクも特徴だ。

メーカー希望小売価格(消費税込み):21万3840円

 

9位.SUZUKI スウィッシュ/スウィッシュリミテッド

●スウィッシュ:キャンディーダーリングレッド


●スウィッシュリミテッド:トリトンブルーメタリック

満タン航続距離 275.6km

燃焼効率アップやフリクションロスの低減によりWMTCモード燃費50.1km/Lを達成した124cc単気筒のSEPエンジンを採用。
タンク容量は5.5Lで、取り回し性能に優れる10インチホイールによって街なかでは抜群の使いやすさを発揮する。
リミテッドはグリップヒーターやシートヒーター、ナックルバイザーを標準装備し、冬の寒さに対応させたモデルだ。

メーカー希望小売価格(消費税込み):スウィッシュ 31万8600円
スウィッシュリミテッド 34万200円

 

8位.HONDA ディオ110

●フォギーブルーメタリック

満タン航続距離 280.8km

燃費性能と共に、走りの軽快さや使いやすさも追求した108cc単気筒のeSP(エンハンスド・スマート・パワー)エンジンにはアイドリングストップ機構も搭載。
タンク容量は5.2Lと大きくはないが、54km/Lの優れた燃費で長い航続距離を持つ。
前後ホイールを14インチとして安定性を高め、左ブレーキレバーの操作により制動力を前後輪に適切に配分するコンビブレーキも搭載する。

メーカー希望小売価格(消費税込み):23万1120円

 

7位.YAMAHA NMAX ABS

●ビビッドパープリッシュブルーカクテル5

満タン航続距離 287.8km

同社のスポーツスクーター、MAXシリーズの末弟で、優れた燃費性能と走行性能を両立する124cc単気筒ブルーコアエンジンを搭載。
155ccモデルと同じ車体を採用しているため、走りを存分に楽しめる1台だ。
その分やや大柄で重量もありWMTCモード燃費は43.6km/Lにとどまるが、6.6L容量の燃料タンクにより航続距離を増やしている。

メーカー希望小売価格(消費税込み):35万1000円

 

6位.HONDA リード125

●エグザルテッドブルーメタリック(ツートーン)

満タン航続距離 300.0km

10インチホイールにより車体を小型化しつつ、同社のディオ110よりも16cc大きい124cc単気筒eSPエンジンを搭載。
アイドリングストップ機構ももちろん採用される。
50km/LのWMTC燃費はディオに劣るものの、0.8L大きい6Lの燃料タンクによってより長い航続距離を実現。
フルフェイスヘルメット2個を収納できる37Lの大容量トランクも魅力だ。

メーカー希望小売価格(消費税込み):リード125 30万9960円
                  リード125(ツートーン) 31万3200円

 

5位.YAMAHA アクシスZ

●マットダルパープリッシュブルーメタリック2

満タン航続距離 300.3km

10インチの小径ホイールを採用することで原付二種クラスとしては非常にコンパクトな車体を実現しながらも、5.5Lの燃料タンクと2つのヘルメットを収納可能な37.5L容量のトランクを両立。
100kgの軽量ボディ、優れた環境性能と走行性能を併せ持つブルーコアエンジンにより、ヤマハの125㏄クラススクーターではトップとなる54.6km/LのWMTC燃費を誇る。

メーカー希望小売価格(消費税込み):24万3000円

 

4位.SUZUKI アドレス125

●ウォームシルバーメタリック

満タン航続距離 306.0km

124ccのSEPエンジンを搭載。
車体はアドレス110よりもひと回り大きいが重量はスウィッシュよりも5kg軽く、51km/LのWMTCモード燃費と6L容量の燃料タンクにより2車よりも長い航続距離を実現している。
タイヤはフロントを12インチ、リヤは10インチとして取り回しの良さと安定性を両立し、フロントには制動性能に優れる大径ブレーキも採用する。

メーカー希望小売価格(消費税込み):22万1400円

 

3位.HONDA PCX

●パールジャスミンホワイト

満タン航続距離 405.6km

150ccモデルと同じ車体を採用する原付二種スクーターの人気モデル。
大柄なボディながらeSPエンジンやアイドリングストップ機構の採用、省電力化に貢献するLED式のヘッドライトやテールランプ、ウインカーの採用でWMTCモード燃費は50.7km/Lを達成。
8Lという大容量燃料タンクの採用により400kmを越える航続距離を実現する。

メーカー希望小売価格(消費税込み):34万2360円

 

2位.HONDA PCXハイブリット

●パールダークナイトブルー

満タン航続距離 415.2km

PCXに高出力な48Vリチウムイオンバッテリーを追加搭載することで始動用のACGスターターモーターにエンジンのアシスト機能を持たせた、量産二輪車世界初となるハイブリッドモデル。
モーターアシストの時間は約4秒間と短いが、燃料を多く消費する発進時や加速時にエンジンの負荷を軽減できるため、WMTCモード燃費はベース車よりも1.2km/Lアップしている。

メーカー希望小売価格(消費税込み):43万2000円
 

1位.HONDA ベンリィ110/プロ

●ベンリィ110:ロスホワイト


●ベンリィ110プロ:ロスホワイト

満タン航続距離 503.3km

最大積載量60kgの低くフラットなリヤデッキを持つビジネススクーター。
搭載されるエンジンは107cc単気筒で、WMTCモード燃費は50.3km/L。
注目は燃料タンク容量で、大きなボディに大容量タンクを装備するPCXをさらに2L上回る10Lを確保して長い航続距離を実現している。
大型リヤキャリアやフロントバスケット、フットブレーキなどを備えるプロもラインアップする。

メーカー希望小売価格(消費税込み):28万800円

 


 

いかがだっただろう?
当然のように200kmを、たった数Lの燃料タンク容量で走るから驚きだ。
コミューターとしてだけでなく、不意にどこかへ走りたくなった時に楽々とそれを実現するツーリングマシンとしての面も十分感じられるだろう。

日常の、通勤のとして非常に人気の高いこのクラス。バイク選びの一助となれば幸いだ。

 

★最新バイク図鑑[2019-2020]2019年3月14日より好評発売中!!★

日本車外国車問わずに全メーカーの最新モデルが見られる「最新バイク図鑑[2019-2020]」が現在発売中です。
収録台数はなんと1300代超え! それぞれのモデルの全カラー、排気量やシート高、燃費が一目で分かる内容となっています。
さらに、ライター安住淳一さん(身長172cm、股下82cm)による10点満点の足着き性データも収載。

今から新車を買おうなんて人や、バイクに興味がある人にはピッタリの一冊です。

アマゾンの購入サイトはこちら!!

 

 

あわせて読みたいオススメ記事はこちら!

アバター

モーサイ編集部

投稿者の記事一覧

1951年創刊のモーターサイクル専門誌。新車情報はもちろん、全国のツーリングライダーへ向けた旬な情報をお届けしています!

モーターサイクリストは毎月1日発売!

関連記事

  1. Share the view「車上の一幕」を記録に残したい!
  2. 【今からでも遅くない雨の日対策4】改めて確認したいレインウエアの…
  3. 【ライダーおすすめ宿】カイザーベルク御宿・月の砂漠
  4. リターン? 早くしないと 人生そのものが終わってしまうぞ!
  5. 【今からでも遅くない雨の日対策3】改めて確認したいレインウエアの…
  6. 【新刊情報】MCクラシック07号9月29日発売!!
  7. 【今からでも遅くない雨の日対策1】まずは基礎知識を学べ! 防水グ…
  8. 【今からでも遅くない雨の日対策2】改めて確認したいレインウエアの…

旅に出よう!

おすすめ記事

本日8月10日は「ブレーキパッドの日」って知っていましたか? 関東エリアをはじめ、中部エリアからの旅にも絶好の道の駅を紹介!〜那須・日光編〜 【速報】東京モーターサイクルショー、開催中! 【バイクで夏旅】夏こそツーリングで北東北へGO!(津軽半島編) そばを求めて峠を越える〜信州そば紀行2  新行/松川/唐沢/松本〜 【NEW ITEM】クシタニからライディングシューズ2種が発売! 【NEW MODELS】TRIUMPH THRUXTON 1200 R クラシカルなニューカラー登場 【CLOSE UP!】SW-MOTECH レジェンドギアシリーズ “参加したい”がすぐ見つかる! 2018バイクイベント情報!〜Honda Dream Cafe〜 【NEW MODEL】YAMAHA MT-07 ABS
BIKE王

ピックアップ記事

カテゴリー記事一覧

PAGE TOP